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「てゆーかお前ら…ずっと上にいたのかよ？」
「まぁ…」
「「！？」」
口を開きかけたと同時に感じた殺気。ゆっくりと開いたエレベーターのドアの向こうには、ハイジャック犯のリーダーが立っていた。
瞬間的に危険を察知した私たちは一斉に散り、私とキッドは真後ろに飛び退く。しかしさすがは名探偵。彼は銃を乱射するリーダーの顔面へと華麗にボールを決めていた。
「すげぇ」
「かぁっこい〜」
倒れたリーダーとその場に座り込んだ名探偵を交互に見ながらそう口にする。わざとらしくコナンを茶化すと、彼の鋭い視線が私に突き刺さった。
コツコツと靴を鳴らしながら名探偵に近寄っていくキッド。私は彼らのやり取りをただ静かに見ていた。
「戦士の…勲章だな。」
「いてっ」
「残りの人聞いてるー？リーダーやっつけちゃったよ。ほかの３人も…」
名探偵お得意の子どもらしい声でトランシーバーに向かって話し出したのを見ていると、リーダーの呻き声が耳に入ってくる。
彼の顔を見たことにより、今までため込んでいた私の中の復讐心が静かに動き出す。でもまだそのタイミングではないと感じた私は、彼のことを見ないように視線を逸らした。
するとその時、コナンの探偵バッジに通信が入る。
どうやら下の皆も無事みたいだ。
「ねぇ、誰と電話してたの？それもこーんなにたくさん。」
「っ、」
「ふーん。話したくないなら…」
そこまで言って猫のマークがついたアンプルを持ち上げたコナンにぞっとする。まさかそんな物騒なものを脅しに使うとは、随分と恐ろしい子供だ。…そういえば子供じゃなかったな。
「それをどうするつもりだ、」
「素直に白状しないと、これの中身をかけちゃうよ？」
「…好きにしろ。」
男のその言葉を聞いてニヤリと笑ったコナン。しかしニヤリと笑ったのは彼だけではなかった。
「はい、言質とった。」
「「…は？」」
「んふふ、私その言葉ずーーーっと待ってたの。」
私は張り付けた笑みで男へと近付いていく。彼が動けないのをいいことに、私は彼の腹部に足を乗せた。
「よくも私とこの子をあんな目に遭わせてくれたね」
「ぐっ、ぅ…」
乗せた足に少しずつ体重をかけていくと、男は苦しそうに眉根を寄せた。私はそれがまるで視界に入っていないかのように力を籠め続ける。
「怖かったなぁ、さすがに死ぬかと思っちゃった……ほんとだよ？」
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柯(プロフ) - 青さん» アンハッピーセット、笑 突然の告白ありがとうございます！！ (2021年7月30日 13時) (
レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
青 - アンハッピーセット一つください！お兄ちゃんに投げつける！！（ヤメロ）好きです（告白）最高かよ。 (2021年7月30日 12時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
柯(プロフ) - 凛堂さん» あばばばありがとうございます！！！そう言ってもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです！！ (2021年7月26日 16時) (レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
凛堂 - めっちゃ面白いですね！！ (2021年7月26日 14時) (レス) id: 1c8e857f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柯 | 作成日時：2021年7月8日 15時
