もう、終わろうか。 ページ18
帰り道は、空がほんのりピンク色だった
「んー‥楽しかったぁ！」
飲みかけのサイダーのペットボトルを片手に、帰り道を歩いていた
みんなみんな変わってなかったし、インターンでお世話になったねじれ先輩にも会った
うん、楽しかった
「…さぁて、帰ったら何しよう」
サイダーをくいっと１口飲んで、いつもよりも少し遠回りをしようと、いつもは左を曲がるところを
右に曲がってみた
「…え」
「…」
だからって、
轟君に、会えるとか思ってないでしょう、普通
「…う、え…？何で、何で‥？」
「パトロール中だったからだ」
「あ、そうなんだ…っと、久しぶり‥」
どうしよう、いきなりすぎてまともに見れない
今見えてるのは、少し汚れたアスファルト
「Aは、なんでここを？」
「…雄英高校の文化祭に行ってきたんだ。お茶子ちゃんに梅雨ちゃんに‥飯田君、切島君、峰田君‥それに、爆豪君にも会ったよ」
「‥爆豪？」
爆豪君の名前を聞くと、なぜか少し声が低くなった
「爆豪は、お前に‥何か言ってたか？」
「は？何かって‥？」
ここでやっと轟君の顔を見ると、轟君は焦るような、いつも通りのような、微妙な顔をしていた
「…好き、とか…‥」
「…は‥」
顔がぶわっ、ていうくらい顔が真っ赤になったのが分かった
そうだよ、私、すっかり忘れてたけど
爆豪君にも…
「い、言われてない！！」
「…そうか」
あ、今、ちょっとホッとした‥？
だめだ、胸がなんか、むずがゆいっていうか…
好きなんだなぁって、実感させられる
「‥‥あのな
「私、もう、帰るね」
だめだ、A、待て！」
手を伸ばされたけど、私は個性で時間を止めてその場を去った
「もう、この気持ちは…終わりにしよう」
涙があふれて、あふれて、
家についたときには顔はもうぐちゃぐちゃで
サイダーを途中で落としてきたことに気付いたのは少し後だった
________________________________
ぴんぽーん
「‥‥ほんっと、少女漫画じゃないんだから‥」
「サイダー、忘れてっただろ」
あのまま私は寝てしまい、気が付けば朝の５時だった
朝っぱらから、好きな人の顔とか…ほんと、少女漫画かよ
「ありがと」
「‥‥」
「…この際、言っちゃうけどね」
私は、ぐちゃぐちゃの髪に顔のまま、想いをうちあけることにした
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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あずきいろ
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8
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natumi(プロフ) - ののいろ系女子さん» たくさんコメントしてくださりありがとうございます！本当に嬉しいです！！更新は遅いですが、見てくだされば嬉しいです。 (2018年10月25日 16時) (
レス) id: c7c18ac8e8 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - natumiさんの小説巡りしていて高評価するのを忘れてました！今からしてきます！それにしてもやっぱり面白いですね！ (2018年10月5日 21時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
natumi(プロフ) - きよりんさん» そんな風に言って下さるなんて嬉しいですー！ありがとうございます！！ (2018年8月25日 0時) (レス) id: 2d8a6c4235 (このIDを非表示/違反報告)
きよりん(プロフ) - とても面白かったです！続きがすごい楽しみです！ (2018年8月25日 0時) (レス) id: 5f1549994e (このIDを非表示/違反報告)
natumi(プロフ) - @さん» 確かに私、ルールはあまり分かってないですけど、＠さんのヒロアカの小説作る人がバカが多いというのは注意でもなんでもないただの悪コメにしか感じないのでひかえていただきたいです。 (2018年8月24日 16時) (レス) id: 2d8a6c4235 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｎａｔｕｍｉ | 作成日時：2018年8月23日 1時
