ヲタクに恋は難しいなんて言わせない。【ヲタクに恋は難しい】 (ページ3)

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胸が痛いんですが。ページ3

「‥今なんて？」
思わず手に持っていた書類をぶちまけてしまった。私としたことが‥。
成海「だーかーらー。つ‥付き合うことに…なった。」
「宏ちゃんと？」
顔を真っ赤にしてこくりとうなずくなるは、チラッと宏ちゃんのほうを見た。
小柳「なるったら、二藤君のこと避けてるのよ？何が不満なのよ。」
成海「不満‥っていうか。恥ずかしい‥のかな。」
「なる～。だって中学の時から知ってるんでしょ？それなら避ける必要なくない？」
成海「A‥。そうだけどぉ‥。」
しょーがないっ！Aちゃんが助けてあげますか。

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宏嵩「‥俺は別にいいけど。」
樺倉「良くねぇよ！！」
「でも、いくら避けてるといっても目の前で二人がＢＬ？してれば寄ってくると思うんですよね。」
なるも花ちゃんもスマホ持ってダッシュで来るよ。そのためには二人がＢＬしてくれるしかない。
樺倉「もっと他にねぇのか‥？近藤の気持ちも分からなくはないが‥。」
「ないです。」
宏嵩「‥やっぱ好きだなんて言うんじゃなかった。」
「え。『好き』って言ったの？」
宏嵩「…いや言ってねぇな。」
言ってないんかーい。

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どうにかなんないのかなー。モンモンとしていると、エレベーターの前でなるが宏ちゃんに抱き着いていた。
ドクン
「‥仲直り、してんじゃん。」
良かった。嬉しい。なのに‥
「心臓いたぃ‥。」
分かんないけど、病気かな。私は痛みからなのか何なのか。あふれてくる涙をふいて、急いでデスクに戻った。