側近役なのに!?【小野大輔】 (ページ26)

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♪67.お話中… ページ26

小野side

Aちゃんがお風呂に入ってる間、俺はAちゃんの召喚獣こと犬依-ｲﾇｲ-さんと話をして待つことにした。

小野「犬依さんって…」

犬依「呼び捨てでいいぞ。」

小野「そう? じゃあ…犬依はどんな"能力"を持っているの?」

召喚獣は一体一体に能力を持っている……………らしい。詳しくは知らないけど前にAちゃんから聞いた。
今日、龍弥ｰﾘｭｳﾋﾞｰが梓音さんをぬいぐるみの姿にしたのは"特技"だ。

【特技は主の役立つための力】
【能力は主を護るための力】

"己の力は我が主のために…我が主の笑みのために己の力を使え"
という掟のようなものがあると龍弥に聞いたことがある。

犬依「能力? 俺は"防御"だ。」

小野「防御か～今の立場的にぴったりだね。」

犬依「そうだな。お前が変な行動をしたら俺はすぐにお前に噛みつくからな。」

小野「おー怖っ! じゃあ、特技は?」

犬依「特技は連絡だ。」

小野「連絡?伝達係的な?」

犬依「まぁ、そんな感じだ。足には自信があるし、遠吠えで居場所を知らせたりすることもできるしな。」

小野「なるほど。他の召喚獣の能力とか特技とかどんなのがあるの?」

犬依「そうだな………能力はぜんぶで5つ。"攻撃" "防御" "回復" "運搬" "威嚇"だ。回復と防御が3体ずつで他の3つは2体ずついる。」

小野「なるほど、で12体と。」

犬依「そう。特技は…………知らん。」

小野「え?」

犬依「だって一体一体違うから覚えるのが怠い。」

小野「へー。ていうか怠いってw」

犬依「覚えようとしたら覚えられるけどその努力がない!」

小野「おいおいw」

俺たちは話していくうちにだんだん仲良くなっていった。