□.47馬鹿なのかな? ページ2
梓音「・・・俺に話せない事なのか?」
梓音はまだ諦めずに俺に人間じゃないと聞いてくる。
何故だ。何故人間は色々と知りたがろうとするんだ。
知っても良いことばかりじゃないと言うのに。
分からん。人間の考える事は謎だ。俺には理解ができん。
別に俺は馬鹿じゃないぞ!!人間と吸血鬼は考え方が違うから分からないってだけだ!!
だがよく兵士が言っていたな。
小野は何を考えてるかわからないって。その事を神谷さんに聞いたら、
神谷「小野くんが考えてること?わかるわけないじゃん!!一応あいつと付き合いは長いけど、未だに何考えてるか分からないね。」
いつも一緒にいるあの人ですら、わからないと言ってる。あいつって人間なのか?それか俺みたいに獣人とはまた違う種族なのか?わからん。
話が逸れたがとりあえず梓音のことをどうにかしないといけない。
雪兎「あ、あのさ。」
梓音「なんだ?」
雪兎「もう、日も暮れてきたし帰らないか?」
梓音「・・・。」
雪兎「・・・。」
梓音「そうだな、帰るか。」
よかった。これで今日は逃れられた。
雪兎「ん、それじゃあ。」
梓音「明日またここに来いよ!」
雪兎「わかった?」
梓音「また、問い詰めてやるからな!!」
雪兎「お、おう。」
いい加減諦めてくれないかな。
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作者名:八雲橙 | 作成日時:2018年11月18日 0時