♪38.昔話 ページ43
〜小野side〜
Aちゃんに会いにいくため調理室に向かっている時に雪兎君のことについて思い出した。
それはこの世界で言うと何年も昔のことになる。
ある日の深夜、俺は中庭へ向かった。
三ヶ月に一回俺はそこで歌を歌う。
歌い始めるとどこからか白、赤、青の光が現れる。それは妖精でその中に毎回話をする妖精がいる。
小野「ははっ!今日も聴いてくれてありがとう!!」
妖精「いえいえ。こちらこそ素敵な歌声を聴けて幸せです。」
今、俺と話している妖精は前は吸血鬼だった。しかも雪兎君のお母さんだ。だから雪兎君がマリュンに来た時は気がつかなかったけど、雪兎君のお母さん、梓さんが話してくれた。
小野「でも本当によかったんですか?あの時雪兎君を置いて妖精になっても?」
梓「よかったんです。私は病気を持っていて近い日うちに死ぬ予定だったんですから。息子に死ぬところを見られたら後を追ってくるに決まってます。それなら妖精になればと思ってお願いしたんですから。」
小野「へぇー、息子さん思いですね〜」
梓「そ、そんなことないですよ〜」
小野「そうですって!!」
普通の妖精とは違って、呪文を唱えるだけでは姿を現さない。魔力を使って歌を歌わないと現れない存在。
それも結構な魔力を消耗するからそう何度も使えない。
だから俺は三ヶ月に一回、梓さん達に会うようにしてる。
小野「相変わらず雪兎君、元気ですよ♪」
梓「それはよかったです。あと、あの子昔からめんどくさがりで迷惑をかけてないですか?」
小野「あ〜、ちょっと言うことを聞いてくれない時がありますね〜。」
梓「はぁ〜、やはりそうですよね。」
小野「あ、でもなんだかんだでちゃんとやってくれますから、迷惑はかかってないですよ!」
梓「そうですか?」
こんな会話をしていたら時間が来てしまった。話ができるのはほんの数分。
梓「今夜もありがとうございました。」
小野「いえいえ、また三ヶ月後に会いましょう。」
梓「はい。それでは。」
そうして梓さん達は消えた。
そんなことを思い出しながらAちゃんの所へ向かった。
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八雲橙 - 久しぶりに来てみれば5000thっ!!ありがとうございます!!続編の方もお願いします! (2019年5月13日 20時) (レス) id: 8767a3c18d (このIDを非表示/違反報告)
八雲橙 - 3000hitもいってるなんて私感激ですうぅぅ(`;д;`) 見てくださった方々本当にありがとうございます!!後編の方もありますのでそちらの方もよろしくお願いします! (2019年1月13日 17時) (レス) id: 1570521ce9 (このIDを非表示/違反報告)
八雲橙 - 2000hitありがとうございます!!!今ある分全部投稿しましたら、新しく作りますのでそちらの方も見てもらえたら嬉しいかぎりです!!! (2018年11月16日 16時) (レス) id: cd81a9a58e (このIDを非表示/違反報告)
八雲橙 - 1500hitいきました!!ありがとうございます!!また新しいのを製作中ですので楽しみにしていてください!!! (2018年10月24日 18時) (レス) id: cd81a9a58e (このIDを非表示/違反報告)
八雲橙 - 1000hit!!!!!!ありがとうございます!!!!!!すげぇぇぇこんな小説が1000いくなんて読んでくださる皆様のおかげです!!これからもよろしくお願いします!!!!!! (2018年10月8日 22時) (レス) id: cd81a9a58e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:八雲橙 | 作成日時:2018年9月2日 3時