貴方の側近役!?【小野大輔】

□44.知らない奴 ページ49

矢を放った･･･放ったんだ俺は、なのに...

小野「あともう少しで着くな♪」

なぜかあいつに矢が当たっていない。
さらに言うなら、何かに弾かれていた。
雪兎「あれはなんだ?どこからあいつを守った?はっ!まさか神谷さん!?」

そう思い周りを見たが誰もいない。

雪兎「ちっ。なんだかわかんねーけど失敗だ。」

俺の魔法は遠距離攻撃ではなく、近距離攻撃派だから、弓で殺ろうとしたが無理だった。

雪兎「次はどうやって殺ろう。またあのなんかわかんないやつに弾かれないためには...」

俺がその場で次の殺し方を考えていると...

雪兎「...!?誰だ!!」

？「･･･｡」

いきなり誰かも知らない奴が俺の後ろに立っていた。
俺が人の気配に気付けなかった。

雪兎「お前は一体何者だ!」

？「･･･前...した...か」

雪兎「はぁ?小さい声だな。もっとはっきりと喋れ!」

？「お前があの人を攻撃したのか?」

雪兎「...それがどうしたんだよ。」

？「したんだな。」

こいつはあいつの家来かなんかか?

？「なら、1つ質問させてくれ。」

雪兎「なんだよ。」

？「なぜあの人を攻撃した?憎んでるのか?恨んでいるのか?」

雪兎「......恨んでいる。」

？「ほぉ、それはなぜ?」

雪兎「あいつは、俺の母さんを殺したんだ!!」

自分でもなぜ名前も知らない奴に自分の事を話してるのか分からなかった。ただ、こいつに話しても大丈夫な気がした。

?「今日は帰ろう。このあと用事があるんだ。」

雪兎「そうか、･･･なぁ。」

?「なんだ?」

雪兎「また会わないか?」

?「別に構わないが。」

雪兎「なら、明日この場所に来てくれ。」

?「分かった。じゃあまた。」

こうして次の日、また次の日と俺たちは毎日会っていた。
そんなある日またあいつと話してるときだ。

□45.親友→←□43.今日で…

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