2:君を幸せに ページ6
今日は、私の彼氏＿＿＿＿
上杉君と、遊園地に行くんだ。
久しぶりに上杉君と、出掛けるから、ドキドキが止まらない。
テーブルの上に置かれた、フレンチトーストが湯気をまとっている。
「いただきます。」
ちゃんと手を合わせて言った。
そういえば、奈子。
フレンチトースト、大好きなんだよね。
まぁ、私も嫌いってわけではないからね？
一口食べるほど、口の中に、甘味が広がっていく。
「ごちそうさまでした。」
あっという間に食べ終わると、急いで、家を出る準備をした。
「彩、美味しかったでしょ？」
パパが言うには、こう聞かれたら、絶対、美味しくなくても、「ううん。」と言ってはダメなんだって。
だって、一生懸命作ったんだもんね。
「うん。
すごい美味しかったよ。」
あ、これは、嘘じゃないからね。
「でしょ？
この作り方は…、」
あぁ、マズイ！
「行ってきます！」
「ちょ、ちょっと…、」
こうしないと、ママの話は長いから、遅れちゃうもん。
「…立花。」
って、上杉君、居たんだ！
駅待ち合わせじゃなかったの？
「…おせぇから。」
っあ、そうだったの、ゴメンね。
「別に良いし…。」
良かった。
「早く、行くぞ。」
うん、そうだね。
そう言ったきり、上杉君は、喋らないで、歩きだしたんだ。
でも、ちゃんと私のペースに合わせてくれる。
駅のホームに着くと、上杉君が、まるて沈黙を破るかのように喋ったんだ。
「立花さ、数学のテキスト、どうだった？」
あっ、この前、上杉君から、もらったの。
「このテキスト、超使えるから。」
って言って、渡されたんだ。
「すごい、使いやすかったよ。
初めて、数学が、楽しいと思えたもん。」
その時、
時間って、経つのが早いんだな。
とも実感したし。
「…そうか。」
と言って、自動販売機にかけ寄り、"紅茶"と書かれたペットボトルを抱えて、
「いるか？」
と、私に聞いたんだ。
「えっ、だ、大丈夫だよ。」
上杉君にも悪いし。
「俺は、いいから。
ホントは飲みたいんだろ？」
うっ…、
「じゃあ…、お言葉に甘えて。」
そう言うと、上杉君は、満足したように頷いた。
電車がくる合図のアナウンスが鳴り、私達は、満員電車に乗り込んだんだ。
中は、想像を絶するほど、あつかったけど、なんとか耐え、やっとのことで、目的の駅に到着した。
それから、バスを乗り継いで、遊園地に到着したのは、11時。
今日のラッキーKZメンバー！（砂原・悠飛も含め）
上杉 和典
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小幅(プロフ) - 華音＠活動休止期間中さん» ありがと！ うん、頑張る〜 (2020年4月25日 12時) (
レス) id: 62007663da (このIDを非表示/違反報告)
華音＠活動休止期間中(プロフ) - 完結おめでと〜！ほかの作品も頑張ってね！！ (2020年4月24日 23時) (レス) id: 3a39613abc (このIDを非表示/違反報告)
小幅 - スピカさん» いえいえ。こちらこそ、教えて下さって、ありがとうございました。 改めて、コメントありがとうございます！ 更新、頑張りたいと思います。 (2020年4月3日 20時) (レス) id: 62007663da (このIDを非表示/違反報告)
スピカ - 小幅さん» 訂正ありがとうございます（？？？）あ、バカの力を発揮してしまった(笑)あと言えてなかったですが、この短編集めっちゃ好きです！更新頑張ってください(*´▽｀*) (2020年4月3日 19時) (レス) id: 7af9cb9d28 (このIDを非表示/違反報告)
小幅 - 全然、遅くないよ！うん、ヨロシクね〜！ (2020年4月2日 16時) (レス) id: 62007663da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小幅 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/ono0416
作成日時：2020年3月24日 14時
