ページ ページ30
翼の家に、入らせてもらうと、やっぱり広くて。
迷子になりそうな位広かったんだ。
着いて、ソファーに座らせてもらった。
座って早々、若武が口を開いた。
「美門さぁ、何で会議に来なかったんだよ。」
うん、そうだよ。
見る限り、具合悪そうじゃないし。
「俺、花粉症で、結構辛くてさ。
この時期、外に出るのを躊躇(ちゅうちょ)してるんだ。」
私は、花粉症じゃないけど、花粉症って、スゴい辛いんだよね、確か。
「あと、俺のおばさんがさ、うちの子供をちょっとの間、預かってて欲しいってことで、頼まれたわけ。
流石に断れなくて、仕方なくKZの方は、体調不良って事で、休んだんだ。
体調不良って言うのは、若武に用事があっていけないって言うと、怒るでしょ？」
結局は、若武のせいなんだね。
でも、翼のいとこ…、ちょっと見たいかも…！
「あっ、アーヤ、見る？」
うん。
「何を見るんだよ？」
「心の友は、以心伝心。」
まるで上杉君をからかうように言ったんだ。
「アーヤ、こっちだよ。」
翼がソファーから立って、翼のいとこが居るところに案内してくれる。
その後ろから、皆がゾロゾロと着いてきたんだ、はて？
一番手前の部屋に入ると、小さなかごに入っていた、2歳位の男の子を持ち上げて「はいっ、どうぞ。」って言って、渡してきたんだ。
その男の子は、翼の子供？
って疑う位そっくりで。
金髪のショートカットで、目はクリクリしてて、睫毛は女の子のように可愛くて。
「かっ、かわいい〜！」
そう思わず言うと、
「ありぃがと、お姉ちゃん！」
って言ったんだ。
「小野塚 春人。(おのづか はると)
三年前の丁度今月位に生まれたから、春ってかいて、"と"は、人って書くんだ。」
「春人は、姫のお気に入りのようだ。」
だって、かわいいんだもん！
「春人くん、私は、立花 彩って言います。
よろしくね。」
ちゃんと、私も自己紹介しなくちゃね。
「うん、よろちくね、彩！」
翼以外の皆が皆がムスッとしてるなかで、私だけが顔を真っ赤に染めて、春人くんと遊んでました。
今日のラッキーKZメンバー！（砂原・悠飛も含め）
上杉 和典
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小幅(プロフ) - 華音＠活動休止期間中さん» ありがと！ うん、頑張る〜 (2020年4月25日 12時) (
レス) id: 62007663da (このIDを非表示/違反報告)
華音＠活動休止期間中(プロフ) - 完結おめでと〜！ほかの作品も頑張ってね！！ (2020年4月24日 23時) (レス) id: 3a39613abc (このIDを非表示/違反報告)
小幅 - スピカさん» いえいえ。こちらこそ、教えて下さって、ありがとうございました。 改めて、コメントありがとうございます！ 更新、頑張りたいと思います。 (2020年4月3日 20時) (レス) id: 62007663da (このIDを非表示/違反報告)
スピカ - 小幅さん» 訂正ありがとうございます（？？？）あ、バカの力を発揮してしまった(笑)あと言えてなかったですが、この短編集めっちゃ好きです！更新頑張ってください(*´▽｀*) (2020年4月3日 19時) (レス) id: 7af9cb9d28 (このIDを非表示/違反報告)
小幅 - 全然、遅くないよ！うん、ヨロシクね〜！ (2020年4月2日 16時) (レス) id: 62007663da (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：小幅 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/ono0416
作成日時：2020年3月24日 14時
