いつものKZの日常を。 【短編集】

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「僕は、ね…
優しくて、いつも周りを気にしていて、仲間思いだからだよ。」
おっとりした感じの男の子が最初に言う。
元気そうな男の子が、それに続く。

「俺は、誰よりも、人一倍努力しているところだっ！」
「アーヤは、可愛いところが好き、かな？」
「俺は…、自分の事より、他人を優先するところ。」
全員、言い終わると、立花さんは言う。

「ありがと。
私も、みんなの事、大好きだよ！」
だから、だから…、立花さんは好かれるのかな。

何か、分かった気がした。

立花さんの、一言で。

「和典、私の事、もう好きじゃないの?!」
そう言うと、和典は、またキッと睨み付けていった。

「なんだよ、そういうところがウゼぇんだよっ！
もう、俺に二度と関わるな！」
なんで、なんで…？


私、そんな悪い事した？

和典と、他の四人の子は、そう言うなり、和典に連れられて、帰っていった。


「あぁ…、」
今まで、我慢していたのか、涙は、止まることなく私の頬を伝って流れていく。


目の前には、スゴく小さく見える、五人のシルエットが見えていた。



でも、これでスッキリした。


和典…、いや、上杉さんは、立花さんの事が、悔しいほど"大好き"だって。



「ありがとね、立花さん。」

そう呟いて、私も前を向いて歩き出した。

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今日のラッキーKZメンバー！（砂原・悠飛も含め）

上杉　和典

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