○o。.Ｌ・ＤＫ.。o○ －小瀧望－ (ページ37)

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１週間後。Ｂ組とＣ組は、体育館で２週間後の文化祭の話をしていた。

生「多数決で、お化け屋敷でもいいですか？」

うちの学校は、１クラス人数が少ないので、毎年２クラス一緒に出している。

生「楽しそう！」

生「めっちゃ怖いのつくろーぜー！」

生「では、お化け屋敷に決定します。担当の係をやってください」

こうして、話し合いは終了した。

～～～～～～～～～

次の日から準備開始。

私は大道具係だから、看板を作っていた。

他の子も８人くらいいるけど、みんな休憩しに行ったので、教室に私一人。

板に釘を打っていると、教室のドアが開いた。

小「あれ？お前休憩しないん？」

貴「望」

望も大道具係。私達はあの日から名前で呼び合っている。

小「がんばりすぎんなよ」

小瀧から、ペットボトルのジュースを渡される。

貴「ありがと。でももう少し・・・」

ジュースを置き、釘を打とうとすると、腕を掴まれた。

小「お前バカか？そんな打ち方じゃ、指まで打つで」

彼はそういうと、私を後ろから抱きしめるような体制になった。

小「トンカチはこう持って・・・」

耳元で、小瀧の声。

前もこういうのあったけど、慣れない・・・。

小瀧の甘い匂いがする。

小「ここは、って聞いてる？A」

貴「うわっ！(ドキッ」

後ろから、顔を覗き込んでくる彼。

さっきまでお前だったのに、急に名前って・・・。心臓に悪い。

貴「き、聞いてるよ！」

こうでしょ、と慌てて釘を打とうとする。

小「バッ、違うって」

貴「きゃ！？」

小瀧が私の腕を引いたから、勢いで彼の上に倒れ込んだ。

あ、やば！

貴「ごめ・・・」

離れようとすると、

小「A・・・」

彼が私の頬を触ったので、体が固まる。

なななんで！？

彼の顔が、少しずつ横に傾きながら近づく。

ぎゃああああっ！！←

生「よしやるぞー！」

その時、ほかの子が入ってきたので、バッと離れた。

生「ん？何やってんの？」

貴「なんでもな～い(汗ね、望」

小「いいところやったのに・・・」

貴「だああああっ！(汗」

も～、こいつは危機感がない！！