女執事2 (ページ8) - 小説/夢小説

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48話-シエルside- ページ8

女(ﾋｮｲｯｺﾞｯ

謎の女が近くにあった木箱を持ち上げ、グレルに投げるが簡単に粉砕される

グ[アタシ今機嫌悪いの!手加減なんか…]
セ(ﾋﾞｯ
グ[!!](ﾊﾞｯ
女[チッ]

セバスチャンが蹴りをいれようとするが、避けれてしまう

グ[ちょっ…アンタ達今連携してアタシの顔狙ったでしょう!この人でなしッ]
女[でしょうね]
セ[ええ、私はあくまで執事ですから]

とても初めて一緒に戦うとは思えないような息ぴったりなセバスチャンと謎の女
もしや、セバスチャンはすでに女の正体を知っているのか?

グ[ふんっ、悪魔が神に勝てると思ってんの?]
セ[どうでしょう、戦った事がないので分かりませんしこの女性も居ますからね。坊ちゃんが勝てと言うなら勝ちましょう]
グ[そこのガキと何があったのか知らないケド、随分な入れ込みようじゃない。妬けちゃうワ
でも、たとえ悪魔でも死神の鎌で狩られれば「本当に」消滅しちゃうのよ?怖くないの?]
セ[全く。今この身体は、魂は、毛髪の1本に至るまで全て主人のもの
契約が続く限り彼の命令に従うのが執事の美学ですから
彼が死ぬなと言うなら死にませんし、死ぬと言われれば消えますよ]
グ[ふーん。美学を追求する男って好きヨ、セバスちゃん
そのすました顔をヒールで踏みつけて、靴を舐めさせてやりたくなる!!](ﾌﾞﾝｯ
セ(ｻｯ
グ[悪魔と死神。やっぱりアタシ達分かり合えないのかしら
魂を全て回収するのが死神の仕事なら、悪魔はその魂を掠め取って食べてしまう害獣!
想っても報われない…まるで、ロミオとジュリエットの悲劇だわ!]
セ(ｼﾞｮﾜｯ←鳥肌が立つ
女[…あー…戦う気萎えた。私は坊ちゃんとマダムの護衛してるんであとはお願いします]
シ[なっ!?]

そんな理由で!?;

女[だって見てくださいよ、あの2人私の存在忘れてますよ]
セ[私と貴方が主演では、シェイクスピアも嘆くでしょうね!]
グﾞ[ああ、セバスちゃん!どうして貴方はセバスちゃんなの?
主人からもらったその忌まわしい名を棄てて、アタシだけを見てくれたら!]
セ[ただ一言、主人が私を「セバスチャン」と呼んだ時から。その言葉こそ新しき洗礼にして契約
その日から私は「セバスチャン」ですよ、月に誓ってね]
女[ほら]

確かに、すっかり忘れているようだ;

女[あ、でもセバスチャンが危なそうだったら行きますね]
シ[この戦いが終わったらお前の正体を話して貰うからぞ]
女[わかっていますよ]
グ[それでは幾千にも幾万にも、ごきげんよう]
女[!!セバスチャン!!]
シ[!?]

ドシュッ