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勝手に出た言葉(テギョン) ページ12

変わらないな、

どこに本音があるのかわからないその笑顔。

ヌナやジュノと、楽しそうに会話して。



オレのことは・・・無視、か。



ジュノとふたり、ソファに座り喋っていると

食器をの片づけを終え、Aがキッチンからやってきた。


それに気付いたオレとジュノが顔をあげると

オレ、ジュノ、オレ、と交互に顔を見て




「なおちゃんが、コーヒー淹れてくれるって」




と言い、オレの隣に座った。





こうやって並んでいると、あの頃を思い出すよ。


Aの部屋で、いつもこうやって・・・

オレたち、一緒にいたよな。



初めて会った、あのタクシーの中みたいに

オレの手にそっと触れるんじゃないかってドキドキする。




「ごちそうさま、私、本当にそろそろ・・・」




そう言い、席を立とうとしたAに

これ以上黙っていることができなかった。



ヌナが席を外した途端、言葉が勝手に出た。




「・・・最後まで、知らないフリか?」


「え?ヒョン、何・・」


「なぁ、本当に帰るつもり?」


「・・・・・」


「もしかして、オレのこと、覚えてないの?」


「ヒョン・・・」




ジュノの視線を感じるけど、

オレはAから目が離せない。

くちびるを噛んで、うつむくAの顔。




「ジュノー、帽子かぶらなきゃ、その金髪目立つから・・」


「・・・なお、ふたりで出よう。
 ヒョン、この上着、借りるよ」


「え、なんで?ジュノ、先生送るのになんで」


「行こう」




リビングのドアが閉まった。







.

オレは離さない(ジュノ)→←2008年



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設定タグ:2PM , テギョン , ジュノ   
作品ジャンル:恋愛
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ミイ(プロフ) - 月花さん» ありがとうございます〜^^てくカップルのファンですねー月花さん!嬉しいです、ありがとうございます。また楽しい話が書けるといいなーと私も思ってます!その時は、ぜひ、読んでくださいねー。よろしくお願い致します^^ (2014年7月14日 20時) (レス) id: ccd0210b4f (このIDを非表示/違反報告)
月花(プロフ) - ミイさんお疲れさまです(*´∀`)♪もう、本当に2人が幸せになってくれて、良かったです(´;ω;`)ドキドキしたり、泣けてきたり。本当に素敵なお話を有難うございました。また次のお話を待ってますよー(*・∀・*)ノ (2014年7月14日 16時) (レス) id: f31be9bc71 (このIDを非表示/違反報告)
ミイ(プロフ) - loveyさん» ありがとうございます〜。削除しようかなーと思っていたあとがきですが、そう言っていただけると嬉しいです^^応援するのも楽しむのもいろいろなスタンスがありますよね。コンサートに行けなくても、ファンであることに変わりありません。ありがとうございました! (2014年7月13日 11時) (レス) id: 3439453af9 (このIDを非表示/違反報告)
lovey(プロフ) - お疲れ様です^ ^作者よりのコメントは私も共感出来ます。私も訳あってコンサには参戦できないのでT_TDVDや大好きな作家さん達の小説は私には欠かせないものです(*^o^*)after the partyも読ませていただました〜これからも素敵な作品書いてくださいね! (2014年7月13日 7時) (レス) id: b2ca206980 (このIDを非表示/違反報告)
ミイ(プロフ) - ぶうやんさん» 最後まで読んでいただきありがとうございました。無事に幸せになりました、良かったです^^いつも終了したときは、新作の予定はないので(笑)また、思いついたらアップしますのでよろしくお願いいたします〜。 (2014年7月12日 20時) (レス) id: ccd0210b4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミイ | 作成日時:2014年6月27日 14時

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