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『でかっ!!』
「…いや、一回見てますよね」
『だってでかすぎるやんこれ』
その分中身がスカスカな家族なんです。
鍵を取り出してガチャリと回す。
当然かのように後に続いてくる先輩の度胸は尊敬する。
一番最初にこの姿を目にしたのは意外にも、ユズキだった。
ユ「あ、あんた…A?隣は?」
「ただいま。濱田先輩よ」
ペコリと頭を下げる先輩が新鮮で笑ってしまいそうになる。
ユ「知らないわよそんな格好で…殺されるんじゃないの」
「大丈夫、ここにいるつもりないから」
父「…帰ってきたなら入りなさい」
奥のリビングからお父さんの声。
目ひんむくんじゃないかな、笑
先輩も連れてるし。
母「A……?あなたA…?」
「ただいまお母さん。お父さん」
父「お前……っ…」
「濱田先輩。助けてくれた人」
平然と話すあたしを見て、だんだん血が上ってきたみたい。
今にも大声を出しそうなお父さんと、先輩の前だからか明らか嫌そうな顔はしないお母さん。
「何で帰ってこいって?馬鹿はいらないって言ったのに」
父「座れ。君も座りなさい」
「そんなに長く居るつもりないの。早く話して」
キレたらいい。
あたしなんかいらないと思って。
それがあたしを解放する…一つの道。
父「学校にも行かず…何をしてた」
「人生初のクラブ」
父「ふざけるな!!」
「…マジだけど」
キレた。
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カジャリア(プロフ) - 流神loveさん» ありがとうございますm(_ _)m (2018年1月31日 16時) (レス) id: 7a9558f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
流神love - すごいこの話好きで一気に読んじゃいました! (2018年1月31日 11時) (レス) id: 0a156e7b70 (このIDを非表示/違反報告)
名無し73964号(プロフ) - とても楽しく読めました! (2018年1月28日 23時) (レス) id: 6e0ecf505f (このIDを非表示/違反報告)
カジャリア(プロフ) - 名無し73964号さん» 何か…こんな感じになっちゃいました笑 謎の卵焼き← (2018年1月28日 19時) (レス) id: 7a9558f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し73964号(プロフ) - Another Storyやってくれてありがとうございます! (2018年1月27日 11時) (レス) id: 6e0ecf505f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カジャリア | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kajya1734
作成日時:2018年1月3日 16時