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入った瞬間から明るい光が目に飛び込んでくる。
小学生の時から落ちたことのない視力が危なそうだ。
夜遅いというのに見かけるのは学生っぽい若い人達ばかり。
どれもこれも茶髪金髪ときに赤髪みたいなヤツばっかで居心地悪い。
…まぁ、先輩も紫だもんな。
『どう、初のゲーセン！』
隣で早く行きたそうにニコニコしてる先輩をぶった切る。
「うるさいです。眩しいし。早く帰りましょう」
『んな！ひどっ…そんなん言わんとちょっと来てみ？先輩がぬいぐるみ取ってあげよ』
進んでく先輩の背中を追いかけると、あるひとつのUFOキャッチャーの前に止まった。
中を覗いてみると…野菜をモチーフにしたぬいぐるみがところ狭しと入っている。
『ほら！Aどれがいい？』
「いや、どれも要りません」
可愛い、のかこれは。
テーマを野菜にすることによって若い人からはウケないんじゃないかと思う。
いらない心配か。
『んーじゃあ取れたやつあげるな！』
見とき！と張り切ってお金を入れる。
先輩が操作するボタンでクレーンが動いていく。
こういう動きってどうやって設計するのかな、とか違う意味で食いついたあたしは、ジーッとクレーンを見ていた。
ぬいぐるみよりもクレーンを見てた。
『あ！キタ！』
そのおかげで何かが取れたことにも気づいていなかった。
『A、ほら取れたでー』
「へ？」
ん、と差し出されていたのは。
「…これは、ゴボウですか？」
まるで先輩のように笑ってあたしの手に収まってるゴボウのぬいぐるみ。
ゴボウ…苦手。
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カジャリア(プロフ) - 流神loveさん» ありがとうございますm(_ _)m (2018年1月31日 16時) (
レス) id: 7a9558f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
流神love - すごいこの話好きで一気に読んじゃいました！ (2018年1月31日 11時) (レス) id: 0a156e7b70 (このIDを非表示/違反報告)
名無し73964号(プロフ) - とても楽しく読めました！ (2018年1月28日 23時) (レス) id: 6e0ecf505f (このIDを非表示/違反報告)
カジャリア(プロフ) - 名無し73964号さん» 何か…こんな感じになっちゃいました笑 謎の卵焼き← (2018年1月28日 19時) (レス) id: 7a9558f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し73964号(プロフ) - Another Storyやってくれてありがとうございます！ (2018年1月27日 11時) (レス) id: 6e0ecf505f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カジャリア
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kajya1734
作成日時：2018年1月3日 16時
