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私の言葉を聞いた電話口の御幸の声が焦っている様を教えてくれる。
『はぁ！？本気で言ってんのか？なんで…あれはデマだって！！』
それだけで、まだ御幸の気持ちが自分に向いていると錯覚しそうになる。
「…今まで噂になってきた相手の子と関係を持ってるの知ってるよ。」
『……なんで…？』
あ、気付かれてないって思ってたのか。
でも実際見る事がなかったら疑わなかったかも…
「ずっと知ってたよ。でも…デマだよって言う言葉を、私と一緒にいる一也を信じたくて目を逸らしてた。だけどね、交際と結婚じゃ重みが違う……だから、もう潮時かなって思ったの。じゃ、電車が来たから切るね。今までありがとう。大好きだったよ…」
『おいっ！？ちょっ、待っ…！』
狡いかもしれないけど半ば言い逃げをする様に電話を切ってそのまま電車に乗った。
あのまま話をしていたら、私だけを見てよ！って泣いて縋ってしまいそうだった。
固めたと思った決意があっけなく崩れてしまうのが怖かった。
話し合いをするようにアドバイスをしてくれた倉持にはごめん。と一言だけLINEを送って携帯の電源をそのまま落とした。
電車に揺られ目的地に着くと既に悠が迎えに来ていた。
車に乗って悠の家に向かいながら連絡をすることになった経緯を話した。
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蓮月(プロフ) - 欅夏希さん» ありがとうございます！早めに完結出来るよう更新していきますので、最後まで楽しんでくださいね！ (2020年3月29日 2時) (
レス) id: ac253ad62c (このIDを非表示/違反報告)
欅夏希 - これからの展開が楽しみです！楽しみに待っています！ (2020年3月26日 23時) (レス) id: 94cd216a66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮月 | 作成日時：2019年12月30日 2時
