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週刊誌発売の日、別れを決意した私だったが直ぐに御幸に連絡出来る勇気もなく、高校の頃から幾度となく相談している倉持に連絡をしていた。

相談したい事があると言えば、またかと苦笑交じりに返されたが予定の空いてる日をすんなり教えてくれた倉持に甘えて約束を取り付けた。

約束の日が来ると仕事終わりに居酒屋で落ち合えばお互いの近況報告をしながら食事を先に楽しんだ。

ある程度の食事を済ませ追加のお酒が届くと、それを口にしながら聞く姿勢に切り替えてくれた倉持から話を切り出された。


「で?どうせお前の事だから御幸の事だろ。」


御幸のフライデーが出る度に倉持へ連絡をしていれば今回の事だってお見通しだったようで、すぐに呼んだ用件を当てられてしまった。


「バレてたか。」

「お前の相談って9割が御幸じゃねぇかよ。」


そんなに御幸の事相談してたっけ?と記憶を遡ってみた。

結果は倉持の言う通り、ほぼ御幸の事で呼び出してるなぁと自覚してしまうだけになってしまった。


「ホントだ。なんか、ごめんね。」

「別に。今更だろ。」

「ありがとう。」


こういう世話焼きの所は昔から変わらないなぁ。

なんで彼女がいないのか不思議なくらいだ。


「で?この前の記事の事か?あれデマだろ?」

「……え?デマって一也が言ったの?」

「いや。アイツがお前以外と結婚なんて無理だろ。」


本題とばかり投げかけられた言葉にまだ本人から聞いていなかった事実なのかと思ったら、倉持の予想の範囲での言葉だった。

何を根拠にその言葉が出たのか分からないけど、それを否定する様に小さく首を振った。


「……そんな事ないよ。今まで色々聞いてもらってたけど、言ってない事があって……一也、フライデーされた相手と関係持ってるの。」

「は!?どういう事だよ。デマだって否定してたんじゃねぇのか?」


私の言葉に僅かに怒りを表した様な表情をした倉持に失敗したと思った。


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蓮月(プロフ) - 欅夏希さん» ありがとうございます!早めに完結出来るよう更新していきますので、最後まで楽しんでくださいね! (2020年3月29日 2時) (レス) id: ac253ad62c (このIDを非表示/違反報告)
欅夏希 - これからの展開が楽しみです!楽しみに待っています! (2020年3月26日 23時) (レス) id: 94cd216a66 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蓮月 | 作成日時:2019年12月30日 2時

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