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それから直ぐに御幸は結婚の話とお付き合いの話を白紙へする為に動いてくれて、週刊誌には破局の記事が載った。
私は御幸が私とウィルが付き合っていると思い込んでいるのを否定せずに別れたという事にしている。
そうやってお互いだけ見れる状況になってから、お試し期間は始まった。
お試し期間中、全く喧嘩や問題がなかったわけではないが連絡を取り合う時間、会う時間も増えてお互いを理解する事が出来た期間にもなった。
「もしもし？」
「俺、倉持。御幸潰れたから早く来いよ。」
「ありがと。今着いたから上がるね。玄関開けててー」
「タイミングいいな。鍵開けてるから勝手に入ってこい。」
「わかった。じゃ、電話切るね。」
明日、もう日付変わったから今日で約束の１年が経った。
倉持に協力してもらって御幸を倉持の家で酔い潰してもらった。
玄関を開けて入ると二人分だけじゃない靴の量に首傾げながら家の中に入っていった。
「おじゃましまーす。って沢村君！？」
「あ！先輩お久しぶりです！！ささっ、こちらへどうぞ！」
「あ、ありがとう。」
リビングに入ると御幸の隣に見知った後輩の顔を見つけて驚いた。
沢村が立ってお誕生日席へ移動してくれたので有難くテーブルに突っ伏して寝ている御幸の横に座った。
「倉持から御幸潰すからって連絡もらってね。」
「え！？亮さんまでっ！」
聞き覚えのある声が背後から聞こえて振り向くと学生の頃に世話になった先輩の姿にまた驚かされた。
「俺一人で御幸酔い潰せるわけないだろ。助っ人頼んだ。」
「それなら最初で言っててよー。」
「僕が黙ってろって言ったんだよ。」
「亮さん、相変わらず意地が悪いですね。」
「ん？キミも酔い潰されたいって？」
「言ってない！言ってないですっ！私まで潰されたら計画が台無しっ！ごめんなさいっ！」
私の向い側に座りお酒をロックで注ぎだす小湊の姿に必死になって謝罪した。
それ飲んだら一瞬で意識が飛んでしまう。
「そうだ！先輩来たんだし、キャップ起こしやすか？」
「あ、ちょっと待って！今起こさないで。」
御幸の体を揺すろうとする沢村に待ったを掛けて鞄の中から目的のものを取り出した。
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蓮月(プロフ) - 欅夏希さん» ありがとうございます！早めに完結出来るよう更新していきますので、最後まで楽しんでくださいね！ (2020年3月29日 2時) (
レス) id: ac253ad62c (このIDを非表示/違反報告)
欅夏希 - これからの展開が楽しみです！楽しみに待っています！ (2020年3月26日 23時) (レス) id: 94cd216a66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮月 | 作成日時：2019年12月30日 2時
