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「それなら毎日連絡する。起きた時、寝る前、仕事の時、出掛ける時、他にも連絡は欠かさない。不安なら写メも送る。」

「ごめんなさい。…連絡くれても本当に?って疑う気持ちは消えない。連絡した後に女の子と会ってるかもしれない、それは写メが送られても同じ様に考えちゃうと思う。」


大学から今の職場に就職するまで、色んな人の恋愛話を聞いてきた。

その中には不倫してる人もいて、アリバイ作りに友達や会社の人を使うのは当たり前のように行ってる事も聞いてきた。

そんな話を聞いてきたから、御幸が私を安心させる為ってやってくれても疑う気持ちが消えそうにない。


「ちゃんと考えてくれてるのに一也を信じる事が出来ない自分が嫌なの。好きだから信じたいのに信じられないって罪悪感でいっぱいになる。だから今の私は一也と付き合う事は出来ない。」

「…それなら、これから信用を取り戻す為のチャンスを俺にくれよ。」

「チャンスってどういう事?」


それは友人として傍にいて御幸の行動を見て信用出来るって思えたら恋人として傍にいるのを受け入れてほしいというものだった。

その間、私にも恋人は作らないでほしいというのも付け加えられた。


「…その間、誰も抱かないって事でしょ?性欲がなくなるわけじゃないんだから、期限決めなきゃ誘惑に負けるかもしれないじゃない。」

「Aを抱くのはいいだろ?」

「え?私?」

「これから俺なりの愛情表現もしていくつもりだし、その一つとして抱くのはいいだろ?」

「えっと…それは、セフレになるってこと…?」

「セフレになるつもりはない。俺はAが好きだし、Aだってさっき好きだからって言ってたって事は俺の事好きでいてくれてるんだろ?お互い好きならセフレって言えないと思うんだよな。というかAの事セフレって思えない。」


御幸が必死になってくれてるのを受け入れないまま終わらせたら絶対に後悔する。

チャンスが欲しいって言ってくれた気持ちは信じてみたい。

それなら、私だって歩み寄らなきゃフェアじゃないよね。


「…そっか。うん、わかった。それじゃ、1年お試し期間って事でどう?」

「お試し期間?」

「私に傍にいてほしい、恋人作らないでほしい、セフレでもない。って言われると、どういう気持ちで接していいかわかんなくなっちゃうから、恋人(仮)って事でお試し期間。」


私の言葉への返事がない代わりにギュッと強い力で御幸に抱き締められた。



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蓮月(プロフ) - 欅夏希さん» ありがとうございます!早めに完結出来るよう更新していきますので、最後まで楽しんでくださいね! (2020年3月29日 2時) (レス) id: ac253ad62c (このIDを非表示/違反報告)
欅夏希 - これからの展開が楽しみです!楽しみに待っています! (2020年3月26日 23時) (レス) id: 94cd216a66 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蓮月 | 作成日時:2019年12月30日 2時

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