お に い ち ゃ ん。【鬼滅の刃】

リスカしてみた。 ページ14

自分を傷つけてみた。
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竈門炭治郎

「自分を傷つけちゃ駄目だ！悩みがあるなら、俺が聞くから…！」

カッターを持っている方の腕を引っ張られ、泣きながら抱き締められる。何でお兄ちゃんが悲しそうな顔をするの？お兄ちゃんは自傷行為をしてないから痛くないでしょ？

(ずっと、俺がAを苦しめる様な事を無意識にしていたのかもしれないっ…)



我妻善逸

「俺のこと殴ってもいいから、自分を傷つける様な事はしないで…！」

自分を傷つけようとする所を止められ、必死な表情でそう言われる。えっと…私そういう趣味はしてないから殴ってほしいなら別の人にお願いしてね。なんか、お兄ちゃん見ると自傷行為とか馬鹿馬鹿しくなってきちゃった……。

(なんかすっごい引かれた気がするんだけど気のせいだよね…？)



嘴平伊之助

「何でンな事するんだよ！！」

カッターを弾き飛ばして、Aに跨りながらそう言ってくる。猪頭を被っていない兄の顔は怒りと不安な雰囲気を出し、歪んでいた。……だって、私が居たらお兄ちゃんは鬼の攻撃から私を守ろうとするでしょ？
お兄ちゃんが傷つくのは嫌だから、足手纏いな私は要らないって思ったんだ。

(…そんな訳ねぇよ。決めつけんな…！)



冨岡義勇

「こんな事しても、意味はないだろう！」

腕を掴みながらそう言ってくる。……確かに、意味なんてないよね。ありがとう、お兄ちゃん。お陰で目が覚めたよ。

(俺にはAが必要なんだ)



錆兎

「やめろA！！」

カッターを腕に刺す寸前で止められる。お兄ちゃんの目は真剣で、少し悲しみも混ざっていた。真菰ちゃんが居るから、私は要らないでしょ？どうして止めるの、お兄ちゃん。

(俺の一番大切なものは、Aなんだ…！)

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