泣き虫少女の鬼遣2【約束のネバーランド】

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鬼の弱点は目！


もし見つかったとしてもいざとなれば...




「鬼の弱点は目だけど、あいつら仮面被ってるよ？」

「銃弾が貫けるような固さじゃないだろうね」

『そう、だからあえて弱点の目じゃなく体を撃つの』




鬼の体は再生するらしい

聞いた瞬間は、勝ち目なんて無いんだ。なんて思ってしまった

だけど再生にはかなりエネルギーを使うと思う

ずっと撃たれれば回復しようと再生し続ける

もちろんエネルギーの消費だって進む




「体力を奪うってことね」

『まあ、私の推測だけどね。鬼は無限に再生できるかもしれないし。』




だとしたらこっちは圧倒的不利になっちゃうけど...




「それに、ジリアン達からはあまり目を狙わないでって言われているしね。」

「ねー。なんでだろう？」

『うーん...』




仮面で銃弾は弾かれるから、狙っても無駄ってことだと思うけど


でも、他にも理由はありそう


もしかしてさっきジリアンが言いかけた”計画”のことが関係している？


...考えすぎかな。予測ばっかり立てても本当かどうかは分からないし




『はぁ...』

「疲れた？」

『あ、ううん。疲れてないよ、大丈夫』

「歩く？」

「歩くくらいなら此処で隠れよう」




鬼に見つかった時のための逃げ道を確認する

此処で隠れると決まればそれぞれてきぱきと動いた

逃げ道の確保をし、銃のセーフティーをはずす

私はリナとカイラに向かって眉をさげながら

『ありがとう』

と言った

リナとカイラは顔を見合わせた後、私の方に向き直る




「どういたしまして！」

「僕達からも、ありがとう」




...へ？




『私、何もしてない...』




まさか自分が感謝の言葉を言われるなんて思っておらず、首をひねる



なんでカイラ達から「ありがとう」って言われているの？


私足引っ張ってばかりで


今だって、疲れているのは皆同じのはずなのに...




「何言ってるの！Aいっつも頑張ってるじゃん！」

「僕達のことを考えて行動して、普通は気付かないことにも気がついて。Aは凄いよ」




私、二人が思ってる程凄くないと思う。でも、それなら二人が思う以上に凄くなりたいと思うんだ


褒められるのは照れ臭い


また、二人からもらっちゃった



『ありがとう、私もっと頑張るね！』



此処は秘密の狩り庭 存在してはいけない恐ろしい場所


私達はこれから、その現実を突きつけられる


「話しは終わりかな」


『ｯ！！』


レウウィス...！＿＿＿＿＿

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