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鬼妻 ページ4

零薇は、男性の元に行き、怪我を見て激怒する。


零薇『どこが問題ないんですか!片目潰れてるなんて大怪我じゃないですか!じっとしてて下さい!今から応急処置しますから!いいですね!』

?「あ、あいわかった」


中々の怒声と剣幕っぷりに、男性は黙って手当てを受けた。


零薇『はい!とりあえずこれで大丈夫だぞ思いますが、一応お医者様に見てもらって下さいね?"煉獄さん"』

煉獄「ありがとう。少しは痛みが和らいだよ」


治療をしている間に、色んな質問をしていた零薇は煉獄に優しく笑いかけると、すっと立ち上がる。


零薇『それでぇ?猗窩座、言い訳がなるなら聞くけどぉ?』

猗窩座「……」


ゆっくりと振り返った零薇の顔は、満面の笑み(黒笑)で、それを見た猗窩座は、無言で笑顔を見せた。


猗窩座「何もありません。どうぞ!」

煉獄「?!」


さっと手を広げた猗窩座に、煉獄は驚いて目を見開いたが、零薇は笑顔のまま近づいて行く。


零薇『あら?今日はえらく素直ね?じゃあ、特別に一発だけにしといてあげる。歯ぁ食い縛れ?』


そう言うと、零薇は一瞬のうちに消えたが……


ドオオオオオンッ!!


猗窩座「ガハッ!!」


それと同時に衝撃が走り、猗窩座が森の奥深くまで飛んで行った。


零薇『ふぅ〜、以外にも飛ばなかったわね』←


先程まで猗窩座がいたであろう場所には、零薇が手をパンパンと払いながら何気ない顔で立っている。


零薇『猗窩座〜!次ぃやったら、その首貰うかんなぁ〜!』


しれっと怖いことを言う零薇に、煉獄達は呆気にとられていた。


零薇『うちのもんが、すみません。今度謝罪に参りますので』

炭治郎「え?あ、ちょっと待ってください!」


煉獄との会話の間で入って来た炭治郎が、零薇を慌てて止める。


零薇『はい。なんでしょうか?』


先程猗窩座を殴り飛ばしたとは思えないほど爽やかな笑顔で振り返った零薇に、炭治郎は聞いた。


炭治郎「あ、貴女は一体なんですか?匂いは人間なのに、猗窩座は貴女に丁寧だ」

零薇『丁寧……。あははははは!』


その質問に、零薇は声をあげて笑い、その様子に炭治郎は驚く。


零薇『申し訳ありませんw。自己紹介がまだでしたねw』


未だに笑いながら『丁寧w猗窩座がw』←なんていいながら、零薇は一呼吸置いて、煉獄達に改めて向き直り、頭を下げた。


零薇『私の名は鬼舞辻零薇。鬼舞辻無惨の本妻です』


ニッコリと笑って言う零薇に、煉獄達は固まる。

鬼妻→←鬼妻



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狂狐(プロフ) - 作者さーーん!このお話大好きです!更新待ってます!本当に大好きです! (2019年10月15日 8時) (レス) id: 8ba41bb7e5 (このIDを非表示/違反報告)
あやちゃん(プロフ) - 面白い!!というか零薇さん凄い(´゚д゚`) (2019年10月6日 20時) (レス) id: 7b0fae4b3b (このIDを非表示/違反報告)
ミイラ - とっっっても面白いです!これからも更新頑張ってください!! (2019年8月4日 3時) (レス) id: ebe81390c4 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 面白かったです!更新頑張ってください。 (2019年7月23日 7時) (レス) id: 9f70754803 (このIDを非表示/違反報告)
秋が生きやすい - 話数を入れる事は可能? (2019年7月17日 1時) (レス) id: 1a136e5fb0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KIRAN | 作者ホームページ:p://  
作成日時:2019年6月22日 0時

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