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story.31 ページ35

Aside





ナツメのお母さんは立ち上がると私に近づいてくる


すると私の頬を両手で包み込んで話し始める





フミカ「あなたがAちゃんね。大変だったわね。

最初は慣れないかもしれないけど、私たちが今日からあなたの家族だからね。

過ごしていくうちに徐々に慣れていくわ。

ここにはあなたを追い出す人も傷つける人もいないから安心して、私たちをいつでも頼っていいのよ。


私のことは本当のお母さんだと思っていいからね。

これからよろしくね、Aちゃん。」





そう言うとニコリと微笑んで私の頭を撫でる




なんだろう…?



体の中がぽうっと温かくなるのを感じる



すごく安心する



思わず、鼻の奥がツンとした



涙が出そうなのを堪えて、私はお礼を言う




A「こちらこそ!その、ありがとうございます。

ご迷惑をお掛けしてしまうと思いますが、どうぞよろしくお願いします。」





私は軽く会釈した





フミカ「まあ。礼儀正しくて偉いわ。

でも、そんな堅苦しくならなくていいのよ?敬語もなしよ。

ほら!お母さんでもママでも何でもいいから、気軽に呼んでいいのよ?」



私は少し考えこむと、



A「え…っと…じゃあ、お母さんって呼びま…、呼ぶね。」



照れくさそうにやっとそう口にする



お母さんは満足そうにうなづくと私を席に進める





フミカ「さあ、ご飯にしましょう。あ、ナツメ。

ご飯だからケースケ呼んできて。」



ナツメ「分かったー。すぅ…、ケぇーーースケーーー!ご飯ーーーー!


はい、呼んできたよ。」




いや、来てないわ



思わずつっこみたくなる



ナツメはリビングから少し顔を出して、大きな声でそう叫ぶ



私はいそいそと椅子に座ると、ナツメのお父さんが声をかけてきた





ケータ「Aちゃん、僕はナツメの父のケータっていうんだ。今日から君のお父さんでもある。

これからよろしく。僕のことも普通に呼んでくれていいからね。

ところで、Aって呼んでもいいかな?」




A「いえ、こちらこそよろしくお願いします!

えっと…もちろん。好きに呼んで!お父さん!」




ケータ「うん。そうさせてもらうよ。」





フミカ「ああー!ずるいわ、パパ。

私が先にそう呼びたかったのに!」




ケータ「まあいいじゃないか。早いものがちだ。」




二人、仲良さそうだな



私はそんな様子を微笑ましく見ていた

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桜柚季(プロフ) - killerハリケーンさん» 全然そんなことないですよ!そうだったんですね。 (2019年7月31日 14時) (レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - 桜柚季さん» 返事が遅くなりました。シャドウサイドのDVD欲しくて探しているんだけど、全然見つからなくて(--;) (2019年7月28日 18時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
桜柚季 - killerハリケーンさん» 賛成です!そうしましょう! (2019年7月28日 12時) (レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - あ!ここではなくボードに書きませんか?私のプロフのところに押してもらって、ボードって書いてあるのでそこで話し合いませんか? (2019年7月28日 10時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - 桜柚季さん» ですよね。 (2019年7月28日 10時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜柚季 | 作成日時:2019年4月9日 22時

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