story.23 ページ27
エンマside
俺は話を続ける
エンマ「そんなAを俺は偶然に見つけた。
俺は彼女を屋敷に連れて帰り、暴れる彼女は一向に止まる気配もなく、眠らせた。
そして、ひどい怪我の治療をした。
次に目を覚ました時には、Aは俺に謝り、自分を責めていた。
ずっとずっと、毎日涙を流して何で自分だけ生き残ったんだって…苦しそうにしていた。
俺なりにそんなAを支えてきた。
が、彼女のその辛さや悲しみはちっとも埋められなかっただろう。
情けねえな。本当に。」
俺は乾いた笑いとともにそう吐き捨てる
ナツメ「いいえ、そんなことないです！
エンマ大王様がAを支えてきたことは誰にでも出来ることじゃありません！
きっとエンマ大王様の優しさはAに届いていたと思います！
だから、ご自分をそんな風に言う必要はないですよ！」
エンマ「ああ、ありがとな。」
俺はナツメに大丈夫だと言うかのように笑ってみせる
俺が周りに心配をかけてどうする
エンマ大王は皆を支え、導いていく存在だ
起きてしまったことに、いつまでもくよくよしていても仕方がない
ナツメ「Aにはそんな過去があったんですね。それにしても、許せないです。
一体、誰がAの村を襲ったんでしょうか？」
エンマ「ああ。襲撃した者をすぐに何度も調べたんだが、今だ特定ができていなくてな。
手を焼いているんだ。」
ナツメ「そうなんですか。ん、あれ？
エンマ大王様、その右腕の包帯ってどこかお怪我をされたんですか？」
ナツメにそう聞かれ、俺は服の袖をまくって、その包帯を見せて言う
エンマ「これのことか。これはAを止める時に負った傷でな。
治そうと思えば治せるのだが、
この傷を見れば彼女の痛みが少しでも分かるのではないかとわざと残してる。
まあ、Aの心の傷に比べれば、このくらいかすり傷だと思うがな。
だが、これを見ればAに起こった悲劇を思い出せる。
もうあんなAのような悲しいことは起こさせない。
例え、お前が俺を忘れても、自分の過去を忘れようとも俺は絶対にお前のことを忘れない。」
最後の言葉は側で眠っている彼女に向けて言った
そっと彼女の頭を優しく撫でる
そうだ、もう二度とあんなことを起こすものか
俺は自分の心に固くそう誓った
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桜柚季(プロフ) - killerハリケーンさん» 全然そんなことないですよ！そうだったんですね。 (2019年7月31日 14時) (
レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - 桜柚季さん» 返事が遅くなりました。シャドウサイドのDVD欲しくて探しているんだけど、全然見つからなくて(--;) (2019年7月28日 18時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
桜柚季 - killerハリケーンさん» 賛成です！そうしましょう！ (2019年7月28日 12時) (レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - あ！ここではなくボードに書きませんか？私のプロフのところに押してもらって、ボードって書いてあるのでそこで話し合いませんか？ (2019年7月28日 10時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - 桜柚季さん» ですよね。 (2019年7月28日 10時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜柚季 | 作成日時：2019年4月9日 22時
