story.29 ページ33
Aside
ナツメの家に帰って来て早々、
部屋の扉が開いたので妖怪の姿に戻ろうとしたが間に合わなかった
ハッとした時にはもう遅かった
ナツメに怒鳴る女性
きっとお母さんだろう
ナツメは悪くない、私を責めてほしい
そう言葉にしようとしたが、喉に何が詰まっていたみたいで声が出なかった
きっと私がどうこう言ったところであの状況は変わらなかった
なにも出来ない
そう体では分かっていたから、行動にうつせなかったのだ
だけど、頭の中では何とかしたいという一心だった
そんな自分が情けなく、同時にナツメは本当に頼もしいと感じた
困っていて、どうしようもなかったのはナツメの方なのに
「大丈夫だから、私が絶対に何とかするから！」
そんな彼女の言葉にどれほど救われたことか
きっとナツメの方がその言葉を言って欲しかったはずなのに
不覚にも安心してしまった
いつも助けられてばかりだ
今は助けられてばかりだが、ナツメが困っている時は私が必ず助ける
そう強く心に決めた
私達、友達でしょ！
その言葉がどれほど嬉しかったことか
誰もいない部屋に一人でクスリと笑った
とその時、なんの音も立てずに窓が開いた
？？
すると昼間の確か酒呑君とかいうナツメのクラスメイトが部屋に入ってきた
ナツメに用事があるのかな？
それにしても妖怪が一体、ナツメに何をしようとしてるの？
人間の学校に転校してくるなんて
何としてでもナツメを守らないと
酒呑「昼間は驚かせちゃってごめんね。」
と笑って目の前にいる彼はそう言ってきた
A「いえ、私こそ。緊張してしまって…。急に逃げたりしてすいませんでした。」
彼がどんな人物だとしても、失礼なことをしたのは事実だ
謝罪はするべきだと判断し、私は率直に謝った
気にしてないよと彼は笑い、私に一歩、二歩と近づいてくる
反射的に私も後ろに下がっていく
何…？この妖怪…
それだけのためにここに来たの？
用事があるのはナツメじゃないの？
私は声に出さずに質問をする
彼はそんな私の心中を察したかのように口を開いた
酒呑「Aちゃんに用事があって来たんだ。俺は君と友達になりたい。」
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桜柚季(プロフ) - killerハリケーンさん» 全然そんなことないですよ！そうだったんですね。 (2019年7月31日 14時) (
レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - 桜柚季さん» 返事が遅くなりました。シャドウサイドのDVD欲しくて探しているんだけど、全然見つからなくて(--;) (2019年7月28日 18時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
桜柚季 - killerハリケーンさん» 賛成です！そうしましょう！ (2019年7月28日 12時) (レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - あ！ここではなくボードに書きませんか？私のプロフのところに押してもらって、ボードって書いてあるのでそこで話し合いませんか？ (2019年7月28日 10時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - 桜柚季さん» ですよね。 (2019年7月28日 10時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜柚季 | 作成日時：2019年4月9日 22時
