story.18 ページ21
ナツメside
私はAをロビーの椅子に座らせて彼女には待っていてもらった
Aの事故のことを看護師さんに聞いた
姉だと上手く誤魔化したらすんなりと教えてくれた
どうやらAはトラックに引かれそうになった小さな子供を庇って大怪我を負ったらしい
とても動ける状態ではなかったらしく、今も看護師や医師はAを探してるみたい
正直にAは私と一緒にいるとは言えないしなんだか悪いことをしてしまった
でも、私が見た限り大怪我なんて見当たらなかった
誰かがAの治癒をした？
そう考えるのが普通だ
だとしたら一体誰が……
Aのことを知っている人物？
とりあえず彼女に事故の出来事を話すと
A「ごめんなさい、やっぱり何も思い出せないわ。」
とても申し訳なさそうに彼女はそう答えた
ナツメ「ううん！気にしないで！
まあ、そう簡単にはいかないわよね。」
いくらなんでも、これだけでは手がかりが少なすぎる
せめて彼女の住んでいた場所とかが分かれば……
あ、もしかしたらあの妖怪なら分かるかも！
私は少しでも可能性があることを信じて、あるアークを取り出す
全ての妖怪をまとめているあの妖怪なら、
きっとAのことも知ってるはず！
A「また誰か呼び出すの…？
って…あｯ！その妖怪はダメ！！」
ナツメ「えｯ！？ちょ、A…？」
彼女は私が取り出したアークを覗き込むなり、私の手を抑える
私は驚いてそのアークを落としてしまう
ナツメ「どうしたの？A。もしかして、何か思い出した？」
A「あ……ごめん。そうじゃなくて。
私、大怪我でまともに動けないくせに病院を抜け出そうとして窓から落ちてしまって…。
それでエンマ君に助けられたの。
ひどい大怪我も治してもらった。彼の家にまで私も連れて帰って、休んでいいって言ってくれたの。
でも、何だか悪い気がしてこっそり抜け出して来ちゃった。」
ナツメ「そっか。大丈夫よ、A。
焦らず、少しずつでいいから私と一緒に記憶を取り戻そう。」
A「うん、ありがとう。」
ナツメ「うん。」
やっぱりエンマ大王様なら何かAのこと知ってるかも
でも、なんかAには事情がありそうだし
呼び出して欲しくない感じだった
何か別の方法を考えるか
うーん……
エンマ様とは接触しない方がいいかもね
私はそう判断した
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桜柚季(プロフ) - killerハリケーンさん» 全然そんなことないですよ！そうだったんですね。 (2019年7月31日 14時) (
レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - 桜柚季さん» 返事が遅くなりました。シャドウサイドのDVD欲しくて探しているんだけど、全然見つからなくて(--;) (2019年7月28日 18時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
桜柚季 - killerハリケーンさん» 賛成です！そうしましょう！ (2019年7月28日 12時) (レス) id: ae92252d70 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - あ！ここではなくボードに書きませんか？私のプロフのところに押してもらって、ボードって書いてあるのでそこで話し合いませんか？ (2019年7月28日 10時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
killerハリケーン(プロフ) - 桜柚季さん» ですよね。 (2019年7月28日 10時) (レス) id: 07ace89041 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜柚季 | 作成日時：2019年4月9日 22時
