甘味処 ページ6
人を越えるものと戦う組織を支えている人たちなんだから、ヤクザみたいな人たちばかりかと思ってふたを開けてみたら、案外優しい人ばかりだった。
お酒はどんどん飲むし、お互いにからかいあいながらまたお酒を飲む。仲間っていいなと思わせる人たちだ。私もあわよくばこの人たちと戦いたかった。
まあ無理か、私今からこの人たち殺さなきゃなんないんだし。
蜜｢＿＿そうよね！やっぱりそう思う？Aちゃんはどう思う？やっぱり一回ぐらいは恋人とか欲しいのかしら？｣
『……。』
し｢？Aさん？どうしましたか、ぼーっとして。｣
『！あ、あぁ、何でしたっけ。すいません、ちょっとこの間のこと思い出してて。』
蜜｢そういえば、あの時不死川さんが＿＿｣
し｢蜜璃さん！！｣
『？不死川さんがどうかしましたか？』
蜜｢ううん！何でもないのよ！｣
蜜(危なかったわね、しのぶちゃん。)
し(えぇ。間違っても、不死川さんがAさんに惚れてるなんて言ったらいけませんからね。)
蜜(あぁほんとキュンキュンしちゃう！あの二人、くっつけばお似合いだもの！)
し(確かに、美男美女ですからね。ここは仕方ないですね。不死川さんの初恋を応援しましょう。)
『あのーそこ、なにをコソコソしゃべってるんですか？』
蜜｢あ、何でもないのよ？あら、見て！あれ不死川さんじゃない！！｣
し｢お萩、買ってますね。意外ですねぇ。彼がお萩を好いているなんて。｣
『そうですね。』
この間の宴ではあまり話せなかった不死川さん。
よく見るとかなりの男前だ。きっと隊内でもモテるんだろうな。
蜜｢Aちゃん、良かったら話しかけてみたらどうかしら？｣
『えっ？』
し｢柱同士で交流を深めといた方が良いこともあるんですよ？｣
冗談じゃない。あんな怖い人に話しかけるのとつも怖い。怖すぎる。
でもまぁ、二人もあぁ言うし、いい人なんだろう。
よし、腹を括るか。
『あの。』
実｢あァ？｣
『！！いえ、偶然お見かけしたものですから。ここよく来るんですか？』
実｢！！あ、あぁ。……お前は？｣
『ここのわらび餅、おいしいですよね。』
実｢はァ？わらび餅だァ？お萩が一番上手いにきまってるだろ。｣
『いや、わらび餅の方が美味しいですって。』
実｢分かったよ。はいはい。｣
『な！ほんとにそうなんですって！』
実｢はいはいィ。｣
蜜｢心配しなくても大丈夫そうね。｣
し｢そうですね。｣
蜜｢恋ってやっぱりいいわね！｣
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snow - しほにゃん，実弥Loveさん» 読んでくださりありがとうございました！これからも更新頑張ります！！ (2021年5月28日 21時) (
レス) id: 6726eecfde (このIDを非表示/違反報告)
しほにゃん，実弥Love - はじめまして。夢主さんを溺愛する実弥最強でーすｩ！更新楽しみにしてますっ。 (2021年4月1日 22時) (レス) id: ac6a18bc22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：snow | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aiwo/
作成日時：2021年1月15日 23時
