14 -YG side- ページ14
—YG side
普段から食自体に興味がなくて、
食べなくて済むならそれでいいけど
それじゃ倒れるからしょうがなく食べてる。
だけど、Aが作ったメシはめちゃうまかった。
胃袋を掴まれるってこういうことだろうな。
2人で皿を拭きながら、ふと思った。
『なぁ、』
「ん？なんですか？」
『また食いてぇ。』
「へ？あ、今日の？」
『……今日のじゃなくても…違うやつでも……』
こんなこと言うつもりじゃなかったのにな、
気がついたら口から溢れてた。
「ふふっ。いいですよ。
多めに作った時は持ってきますね。」
『ん、…サンキュ。』
年上と知った手前、
本当は敬語を使ったほうがいいんだろうけど
いまさら使えなかった。
彼女に『ヌナ、』と呼ぶと、
少しはにかんで、照れたような表情を見せた。
本当は"A"って呼びたいけど、
なんか小っ恥ずかしいから…。
『ヌナ、こっち。』
床に座ろうとしたヌナに手招きして、
ソファに座らせた。
人を家に招いたのは彼女が初めてだった。
ソファは2人掛けだけど少し大きいから
彼女と俺の間にはもうひとり座れるくらいの
余裕があった。
映画が始まる前に
電気をダウンライトとフロアライトだけにして、
少し暗くした。
「わー…映画館みたい…」
『雰囲気だけでも味わわないとな。』
缶を開けて乾杯し、
彼女が持ってきてくれていたチーズをつまみながら
映画を観た。
終始、互いに静かに鑑賞していたが、
どちらともなくポソポソ話しだした。
映画が終わって、エンドロールが流れる中、
ヌナが口を開いた。
「ユンギさん、話しちゃってすみませんでした。」
『え、なんで謝んの？』
「だって、集中して見たかったかなって…」
『いや？
こうやって話しながら観るの好きだから
気にしてねぇよ？』
「ほんとですか？よかった…。
ひとりだと共有できないじゃないですか、
ここはこうなの？とか、これってどういうこと？
とか。人と一緒に観ると、つい話しちゃって…」
『俺はどっちでもいいから大丈夫だよ。』
「よかったです…。」
ほっとした彼女を見て、
もしかして、前になにかあったのかと感じた。
そうだとしても、そこまで踏み込んで聞くことは
まだできなかった。
.
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oniku(プロフ) - ヨンアさん» コメントありがとうございます★そして応援ありがとうございます🤣ヌナはどうするんでしょうね？🤔お楽しみに💜 (2021年10月8日 23時) (
レス) id: 84890a7b9a (このIDを非表示/違反報告)
ヨンア(プロフ) - イケイケユンギー！！！そのままソッチニから奪ったれーーー！！！ (2021年10月8日 22時) (レス) @page43 id: f1a10bedbd (このIDを非表示/違反報告)
oniku(プロフ) - ハユンさん» コメントありがとうございます★わー！ユンギペンさんですかー！うれしい🥰ジンくん登場でどうなりますでしょうかね(笑)楽しみにしてください★そして適度に睡眠はとってくださいね〜🤣 (2021年10月8日 1時) (レス) id: 84890a7b9a (このIDを非表示/違反報告)
ハユン(プロフ) - ユンギペンですがサイコーです！毎回更新楽しみにしてます！ユンギさんとハッピーエンドだといいのだけど…きゃー今後の展開が楽しみすぎて寝れない笑これからも応援してます！頑張ってください☺️ (2021年10月8日 0時) (レス) @page42 id: 433f273fa3 (このIDを非表示/違反報告)
oniku(プロフ) - sunnyさん» コメントありがとうございます★あら、ジンペンなのですね😳少し三角関係のようなカタチになるかと思いますが、温かく見守っていただけたらと思います☺️ (2021年10月7日 19時) (レス) id: 84890a7b9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにく
| 作成日時：2021年9月25日 0時
