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『これ、』
戻ってきたユンギくんに差し出されたのは
1枚の名刺だった。
"キム・ソクジン"
「これ…なんでユンギくんが…」
『昨日の夜、預かった。
ベロベロに酔ってたから覚えてないと思うけど、
今日起きたら連絡させますって言った。
そしたら、
【連絡先消してるかもしれないから】
って、それ渡された。』
「あ…」
『なんか思い出した？』
「途切れ途切れだけど…
わたし、なんか変なことしてた…？」
『あー…』
「え〜……」
『ゆんちゃんゆんちゃんうるさかった。』
「え、わたし、ゆんちゃんって呼んでた！？」
『あぁ。まぁ、それはいい。
連絡しろよ、その人に。』
「えー…」
『えーじゃないだろ。
ここまで送ってくれたんだから、
ちゃんと礼のひとつでも言え。』
「むぅ…」
『じゃあな、』
「え、ユンギくんどこいくの？」
『どこって、部屋帰るよ。』
「なんで？」
『なんでって…。ヌナ、電話するじゃん。』
手に持った名刺に目を向けられる。
気を遣ってくれてる…、のかな？
「ん…わかった……」
『そんな顔すんな、シャワーも浴びてぇから。
ちゃんと電話しろよ？
じゃあな。』
「はーい…」
玄関の扉が閉まる音を確認してから、
手元の名刺を改めて見た。
会社のとは別の、手書きの電話番号。
ジンくんは名刺を2種類持っている。
1枚は初対面や仕事関係だけの人に渡す用で
それには会社の携帯番号しか印字されていない。
もう1枚は印字された電話番号の下に、
あらかじめ自分のプライベートの番号を書いた名刺。
付き合ってるとき、不思議に思って聞いたら
【仲良くなった人とかまた連絡取りたい人には
こっちを渡すんだ】
なんて言ってたっけ。
ジンくんと別れてから
しばらくは消せなかった番号。
見るたびに辛くなるからって消したのに、
その番号はわずかに記憶に残っている。
それでも間違ってたらいけないから
ひとつひとつ、確認しながらスマホに打ち込んだ。
深く深呼吸をして、通話ボタンを押した。
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oniku(プロフ) - ヨンアさん» コメントありがとうございます★そして応援ありがとうございます🤣ヌナはどうするんでしょうね？🤔お楽しみに💜 (2021年10月8日 23時) (
レス) id: 84890a7b9a (このIDを非表示/違反報告)
ヨンア(プロフ) - イケイケユンギー！！！そのままソッチニから奪ったれーーー！！！ (2021年10月8日 22時) (レス) @page43 id: f1a10bedbd (このIDを非表示/違反報告)
oniku(プロフ) - ハユンさん» コメントありがとうございます★わー！ユンギペンさんですかー！うれしい🥰ジンくん登場でどうなりますでしょうかね(笑)楽しみにしてください★そして適度に睡眠はとってくださいね〜🤣 (2021年10月8日 1時) (レス) id: 84890a7b9a (このIDを非表示/違反報告)
ハユン(プロフ) - ユンギペンですがサイコーです！毎回更新楽しみにしてます！ユンギさんとハッピーエンドだといいのだけど…きゃー今後の展開が楽しみすぎて寝れない笑これからも応援してます！頑張ってください☺️ (2021年10月8日 0時) (レス) @page42 id: 433f273fa3 (このIDを非表示/違反報告)
oniku(プロフ) - sunnyさん» コメントありがとうございます★あら、ジンペンなのですね😳少し三角関係のようなカタチになるかと思いますが、温かく見守っていただけたらと思います☺️ (2021年10月7日 19時) (レス) id: 84890a7b9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにく
| 作成日時：2021年9月25日 0時
