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『俺は、ヌナの隣で生きていきたいけど、
…それもだめなのか？』
ユンギくんが言った言葉が、
頭の中でぐるぐる回る。
どういう意味だろう…
膝に置いたわたしの指に、
ユンギくんの指先がふれた。
ピクッとしてしまうも
すりすりと、まるで赤ちゃんの手をさわるみたいに
愛おしそうにわたしの指を撫でて
そのうち、手を絡ませて恋人繋ぎになった。
「あの…ユンギくん……」
『あー……番号、』
「え…？」
『またこういうことあったら困るから。
番号教えて。迎えに行く。』
「えっ、そんな…悪いよ…」
『悪いって、いまこの状況は？』
「う……ごめんなさい…」
『それにさ、今日はまだ俺がいたからよかったけど
仮にヌナがべろべろに酔ってて家入れないからって
その元彼に家に連れてかれてよ、
また関係持つようなことしたらどうしてたの。』
「そ、それは…」
『ないって言える？』
「……」
『言えねぇよな？』
「う……」
『ほら、スマホ出して、ロック解除しろ。』
手のひらを差し出されても
嫌とも言えないわたしは、
開いたスマホをユンギくんに手渡した。
電話番号とラインを入力してくれて、
返してくれたスマホに登録された
"SUGA"
の文字。
「ん？す、が…？」
『シュガ。活動名。』
「活動？」
『あー仕事？の。』
「仕事…。ねぇ、何の仕事か聞いてもいい…？」
『あ？あぁ…
作詞とか、作曲してる。あとラップも。』
「えぇ！？そうなの！？知らなかった…」
『まぁ言ってなかったからな。』
「もしかして、あんまり知られたくなかった…？」
『は？なんで？』
「だって、言ってなかったって…
ごめん…聞いちゃって…。」
『なんで謝んの？謝る必要ない。
別に隠してたわけじゃねぇし。
ヌナにはちゃんと言おうと思ってたから。』
「そう…なの…？」
『あぁ、だから気にすんな。』
フッと目尻が下がり、
頭をポンポン、と撫でてくれた。
『なんでもなくても連絡していいから。』
「え…」
『今日みたいに、
どこにもいなかったら心配になる。』
「あ…うん……」
『家にいるときも、暇なら声かけて。』
「いいの？」
『ん。わかったらもう風呂入って寝ろ。』
「はい、わかりました…」
『ん、ゆっくり休めよ。』
さっきのように頭を撫でてくれたユンギくんは、
わたしの部屋から出て、自分の部屋に戻っていった。
ユンギくんのぬくもりが、
まだわたしの手に残っていた。
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oniku(プロフ) - ヨンアさん» コメントありがとうございます★そして応援ありがとうございます🤣ヌナはどうするんでしょうね？🤔お楽しみに💜 (2021年10月8日 23時) (
レス) id: 84890a7b9a (このIDを非表示/違反報告)
ヨンア(プロフ) - イケイケユンギー！！！そのままソッチニから奪ったれーーー！！！ (2021年10月8日 22時) (レス) @page43 id: f1a10bedbd (このIDを非表示/違反報告)
oniku(プロフ) - ハユンさん» コメントありがとうございます★わー！ユンギペンさんですかー！うれしい🥰ジンくん登場でどうなりますでしょうかね(笑)楽しみにしてください★そして適度に睡眠はとってくださいね〜🤣 (2021年10月8日 1時) (レス) id: 84890a7b9a (このIDを非表示/違反報告)
ハユン(プロフ) - ユンギペンですがサイコーです！毎回更新楽しみにしてます！ユンギさんとハッピーエンドだといいのだけど…きゃー今後の展開が楽しみすぎて寝れない笑これからも応援してます！頑張ってください☺️ (2021年10月8日 0時) (レス) @page42 id: 433f273fa3 (このIDを非表示/違反報告)
oniku(プロフ) - sunnyさん» コメントありがとうございます★あら、ジンペンなのですね😳少し三角関係のようなカタチになるかと思いますが、温かく見守っていただけたらと思います☺️ (2021年10月7日 19時) (レス) id: 84890a7b9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにく
| 作成日時：2021年9月25日 0時
