6 ページ6
.
男の子…ジョングクくんの家は、
大通りから少し外れた住宅街にあった。
大きいマンションの7階。
これは…
たぶん、ファミリーマンションだよね…？
え、ご家族がいるの？わたし大丈夫？
『俺、ひとり暮らしだから、安心して。』
「え？」
『実家暮らしなのかって、顔に書いてあるから(笑)』
「あっ…」
『さすがに実家に女の子連れ込まないでしょ(笑)』
確かに…。
でも彼女とかは…？
いや、彼女いたら連れ込まないか。
いや待てよ？
もしかしたら女を取っ替え引っ替えしてるかも？
こんだけイケメンならあり得るなぁ。
それにしても、
この整った顔を拝めるなんて、
逆に今日はラッキーかもしれない。
うん、そう思えば、
夕方のあの出来事も意味があったんだろう、
と、自分の中で消化できる気がした。
ピッとカードキーを使って
玄関のドアを開けたジョングクくんに、
『どうぞ』
と言われ、
「おじゃまします…」
と、おずおずと中に入る。
廊下を通ってリビングに通される。
大きいテレビの前には、
ローテーブルにレザーのカウチソファ。
なんだかモデルルームのような雰囲気で、
全体的に落ち着いた色合いでまとめられている。
観葉植物もあって、すごくお洒落な空間。
オープンキッチンには
ワインやリキュールのボトルが並んでいて、
バーみたいだなって思った。
24歳の男の子がこの家にひとり暮らしとは…
…なぜ？
家族は？
1人暮らしでも、
こんなに部屋がいっぱいある家に住むか？
頭の中がハテナだらけで、
でもそれを彼にぶつけるのは違うし、
初対面の彼にそこまで突っ込んだことを
聞くことはできなかった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1263人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
oniku(プロフ) - かのんさん» かのんさん、はじめまして！コメントありがとうございます(o^^o)癒されると言って頂けて嬉しいです(*´-`)まだまだ続く予定なのでよければお付き合いくださいねー★ (2021年8月31日 6時) (
レス) id: 84890a7b9a (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - お話読んでて、二人の日常が可愛くて楽しそうでとても癒されます。 (2021年8月30日 23時) (レス) id: 81bb9ddb3c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おにく
| 作成日時：2021年8月26日 19時
