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今日は予想通り、あまりお客さんが来なかった。
昼過ぎから降り出した雨のせいだろう。
外を見れば、行き交う人たちが傘を差している。
サヤちゃんは3時で上がり、
テヒョンと2人きりになった。
TH
『暇だねぇ…A…』
「こら、頬杖つかないの！」
TH
『だってぇ〜…。』
テヒョンは、わたしよりも先にここで働いてたから
先輩だけど、年下だから弟のように接してしまう。
ジミンと同級生で仲が良く、
仕事が休みの日でも遊んだり飲みに行っている。
彼目当てでやってくるお客さんも多くて
かなりモテるのに、なぜか彼女を作らない。
ジミンと仲が良さ過ぎて、そういう関係なの？と
思ったこともしばしば。
「ほら、ちゃんとして、お客さん来たよ！」
TH
『はぁい。』
「いらっしゃいませ！ご注文は…え？」
JK
『来ちゃった♡』
「ちょ！グクくん？！
なんで！？まって…え！？」
JK
『テンパりすぎね(笑)
迎えに来たよ。』
「え、でも終わるまでまだ…」
JK
『うん、6時だったよね？
Aちゃんが終わるまで
コーヒー飲みながら仕事して待ってようと思って。
…だめだった？』
「全然！…ありがとう。」
JK
『よかった。
アイスコーヒーとシナモンロールください。』
「はい、かしこまりました！」
びっくりした…
目の前に来るまで全然気が付かなかった。
シナモンロール…
そういえば、たまに男の人が頼んでたな。
もしかして…あれがグクくんだった…？
いやいや、男の人でも頼む人はいるし…
あとで聞いてみるか…
アイスコーヒーとシナモンロールを手渡すと、
グクくんは窓際の、外が良く見える席に座った。
タブレットでなにかしてる。
こんな光景…
前に見たような、見てないような…
TH
『だれ？』
「え、あっ…と、ともだち！」
TH
『ん〜？A、友だちいないじゃん。』
「ぐっ…」
TH
『さては、なんかあったな？』
「な、なにも？！全然！うん！」
TH
『Aはほんと嘘つくのヘタだよね〜。
バレバレだよ。』
「はぁ……ジミンに言わない？」
TH
『さぁ〜？それはA次第だよねぇ〜？』
「……ご飯1回。」
TH
『と？』
「と？って！？」
TH
『うそうそ。メシ1回でいいよ。』
テヒョンは洞察力がすごい。
まぁわたしが誤魔化すのがヘタってのもあるけど。
周りをよく見てて、少しの変化にも敏感。
ジミンと違ってからかってこないから
真面目な話ができた。
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oniku(プロフ) - かのんさん» かのんさん、はじめまして！コメントありがとうございます(o^^o)癒されると言って頂けて嬉しいです(*´-`)まだまだ続く予定なのでよければお付き合いくださいねー★ (2021年8月31日 6時) (
レス) id: 84890a7b9a (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - お話読んでて、二人の日常が可愛くて楽しそうでとても癒されます。 (2021年8月30日 23時) (レス) id: 81bb9ddb3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにく
| 作成日時：2021年8月26日 19時
