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—JK side
Aちゃんを職場まで送ってから家に帰ると、
静まりかえった部屋に俺の足音だけが響いた。
たった2日だけ過ごしたのに
Aちゃんのいない部屋はとても静かだった。
いままでずっと1人だったこの家が、
彼女がいないだけで
こんなにも寂しく感じるものなのか。
気を紛らわせるため、
スマホで音楽を聞こうとしたら
Aちゃんからラインが来た。
Aグクくんのお昼ご飯、 すっかり忘れてた!ごめん! 冷蔵庫に朝ご飯の残りがあるけど、 違うのがよかったらデリバリーでも頼んで。 明日からはちゃんとするから!ごめんね。
わざわざラインしてくれるなんて、
しっかりしてるなぁ。
ご飯なんて全然気にしないのに。
気を遣わなくていいよ、と返信し、
キッチンに向かい、冷蔵庫を開けた。
彼女の言っていた通り、
タッパーにご飯、小鍋に味噌汁が入ってた。
わざわざデリバリーを頼むこともないな、
と、冷蔵庫を閉めた。
ソファに座ると急に眠気が来た。
「ちゃんとベッドで寝なきゃだめだよ！」
と、Aちゃんが言ったような気がして
つい頬が緩む。
寝巻きに着替えてベッドへダイブした。
彼女の匂いだろうか…。
シャンプーでも柔軟剤でもない、
いい香り…。
彼女が隣で寝ているようで、
いつもよりも深く眠れた。
———————————————————
自然と目が覚め、リビングに向かうと
時計は2時半を指していた。
Aちゃんが保存してくれていたご飯を
卵かけご飯にして、味噌汁を温めて食べた。
1人で食べるご飯は、少し寂しかった。
彼女はまだ仕事かな？
休憩はいつなんだろう？
食べかけのご飯を写真に撮って
JK仕事お疲れさま! 食べかけだけど…。 卵かけご飯にしたよ。1人のご飯は寂しいな…
うさぎがしょんぼりしているスタンプと一緒に
送って、スマホを閉じた。
返信は期待してなかったのに、
すぐに、ピロン、とスマホが鳴った。
Aおいしそう。わたしはパンにしたよ! わたしも食べかけでごめん!笑
メロンパンとカレーパン、店のカップに入った
コーヒーが写った写真が送られてきた。
メロンパンに小さい歯型がついてる。
かわいい。
またピロン、と鳴った。
A夜ご飯は一緒に食べようね。帰り、スーパー寄って帰るから少し遅くなるよ。
たった数回のラインのやりとりに
嬉しさを感じながら、
"仕事頑張ってね"と送り、
食器を片付けた。
.
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oniku(プロフ) - かのんさん» かのんさん、はじめまして！コメントありがとうございます(o^^o)癒されると言って頂けて嬉しいです(*´-`)まだまだ続く予定なのでよければお付き合いくださいねー★ (2021年8月31日 6時) (
レス) id: 84890a7b9a (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - お話読んでて、二人の日常が可愛くて楽しそうでとても癒されます。 (2021年8月30日 23時) (レス) id: 81bb9ddb3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにく
| 作成日時：2021年8月26日 19時
