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『…ちゃん、Aちゃん。』
「ん…あ、ごめん、寝ちゃってた…」
『大丈夫だよ。今日疲れたもんね。
ご飯、俺が準備しようか？』
「んーん、わたしするからいいよ。
すぐ準備するから待ってね。
…って！また……服！着て！」
『え？あぁ、もう癖だからさ…いーじゃん！
ほれほれ、もっと見ていいよ〜？』
「ちょ、やめなさいよ！う、わっ！」
伸びをして立ち上がっていたわたしに
迫ってくるグクくん。
ソファとグクくんに挟まれ、
身動きがとれなくなって
ソファに倒れてしまった。
『ぶは！Aちゃんウケる(笑)
もー、ほら、ご飯食べるよ？』
「あんたが半裸で近づくからでしょー？！
この変態！」
『変態〜！？聞き捨てならん〜！』
「ちょっ！やめ…」
なぜかわたしに覆い被さって、
わたしを見つめるグクくん。
目と鼻の先には綺麗な顔。
髪がまだ少し濡れていて、時折水が滴る。
首にかけたタオルが揺れて、
ふわっと、シャンプーの香りがした。
この、…体勢は、
この時間はなんだ？
ヤバい、ヤバいぞこれは…
絶対キスされるやつだ…。
されても…いい…か？
いやいやいや！だめだめ！
雰囲気に流されるな、自分！
「も、もー！何してんの！？
髪まだ濡れてるじゃん、タオル貸して！」
『や、あっ……むぅ…』
「なんよ、むぅって(笑)
風邪ひくから、ちゃんと乾かさないと。
…って、髪短いからタオルだけで大丈夫だね。
ほら、できた！
ドライヤーもしてあげましょうか？ぐぅちゃん？」
『もー！子ども扱いしないでよー！』
「するよー、子どもじゃん！
はい、じゃあご飯食べようねぇ〜ぐぅちゃん！」
普通に対応できたかな…
意識しないようにするので精一杯だった。
ほんと、この男はなんなんだ…。
ｊってわかってなかったら
一発殴っとるぞ。
いままで散々男に遊ばれてきたから
どういう扱いをすればいいかってのはわかっている。
ただ、グクくんの場合は
本気なのか、冗談なのかが分かりにくかった。
もし次そういう風になっても
ちゃんとあしらえるように
頑張らなければ…。
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oniku(プロフ) - かのんさん» かのんさん、はじめまして！コメントありがとうございます(o^^o)癒されると言って頂けて嬉しいです(*´-`)まだまだ続く予定なのでよければお付き合いくださいねー★ (2021年8月31日 6時) (
レス) id: 84890a7b9a (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - お話読んでて、二人の日常が可愛くて楽しそうでとても癒されます。 (2021年8月30日 23時) (レス) id: 81bb9ddb3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにく
| 作成日時：2021年8月26日 19時
