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彼が、グクくんがｊということが
全然信じられない。
スーパーまでの車内で
いろいろ話してくれたけど
右から左だったもんな…。
まさか、騙されてる…？
いやいや、さっきベンチで歌ってくれた
歌声はｊそのものだったし。
『Aちゃんってさ、
顔に出るって言われない？』
「顔？」
『思ってること。
俺のこと、信じられないんでしょ？(笑)』
「…！い、いや、そういうわけじゃ…。」
『無理しなくていいよ。
いきなり言われても騙されてるって
思うだろうし。
まぁ家帰ったらまた話そ。
それよりさ、今日のご飯は何にするの？』
「あ、そうだね…
何にしようか？
何が好き？苦手なものある？」
『基本的になんでも食べるから大丈夫。
苦手なものもないかな。
まずいもの以外なら大丈夫(笑)』
「わかった(笑)
んーじゃあ今日の気分は？お肉？お魚？」
『Aちゃんはどっちの気分？』
「わたし？ん〜お魚かな。お刺身食べたい。」
『刺身！いいね！
じゃあ炊き立てのご飯と味噌汁がいいな！』
「ザ、日本だね(笑)
いいねいいね、そうしよう！」
なんだかすごい楽しい。
こんな、誰かと買い物に来て、
献立を一緒に考えて、
一緒にカートを押すなんて…。
しかもそれがｊだよ？
ヤバすぎでしょ…。
『あ！やば！』
「え、なに？どしたの？」
『炊飯器買ってない…。』
「あぁ、そんなこと？」
『いや、そんなことって、結構重要じゃない？
米炊けないじゃん…どうしよ…。』
「炊けるよ？鍋で。」
『え！？鍋で米炊けるの！？』
「うん、炊ける。
今日、雑貨屋さんで重い鍋買ったじゃん、」
『あぁ、あの鉄の塊みたいなやつ？』
「鉄の塊(笑)
そうそう。
今までそういうので炊いてたから
たぶん今日も大丈夫だと思うよ。」
『そうなんだ…。
Aちゃんはやっぱすごいね…。』
「そんなことないよ。
なんか物を減らしたくてそうなっただけ。
それまでは炊飯器使ってたよ。」
『へ〜！
もう、いつでもお嫁に行けるじゃん！』
「…鍋で米炊けるくらいで行けるかな？(笑)」
『いけるいける！なんなら俺が…』
「ん？なに？」
『い、いや！？なんでもない！
そうそう！味噌も醤油もないからね！
調味料関係も買って帰ろう！』
"なんなら俺が…"
そのあとの言葉を飲み込んだ
グクくんが気になったけれど、
敢えて触れなかった。
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oniku(プロフ) - かのんさん» かのんさん、はじめまして！コメントありがとうございます(o^^o)癒されると言って頂けて嬉しいです(*´-`)まだまだ続く予定なのでよければお付き合いくださいねー★ (2021年8月31日 6時) (
レス) id: 84890a7b9a (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - お話読んでて、二人の日常が可愛くて楽しそうでとても癒されます。 (2021年8月30日 23時) (レス) id: 81bb9ddb3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにく
| 作成日時：2021年8月26日 19時
