検索窓
今日:24 hit、昨日:3 hit、合計:226,965 hit

22 ページ22

.




ジンくんって…
こんな感じだったっけ?
前付き合ってたときは
他の男の人と話してても何も言わなかったのに。
束縛、というか、嫉妬?なのかな。



「もう……会わないよ。
 向こうだってわたしに会いたくないだろうし。
 たまたま会っちゃうのは…仕方ないかもだけど…」

JN
【どうだかね。
 A、僕を1番に考えてね。
 彼氏だからね。よそ見するなよ。】

「しないよ……」

JN
【少しの期間だけど、…
 やっと…そばにいられるんだ……】



熱のこもった視線を感じ、
「も、もう帰ろ!」
と、支度を始めた。
ジンくんは少し困った様子だったけど、
パッと切り替えてお店を後にした。






ジンくんの家はわたしと反対方向なのに
同じ駅で降りてくれて、
さらには家まで送ってくれた。

駅からアパートまでの道。
指がふれて、自然と手を繋いで歩いた。



JN
【懐かしいな、この辺。】

「懐かしいって、
 前わたしを送ってくれたとき通ったでしょ?」

JN
【そうだけど、あの時はAがベロベロで
 景色なんか見る余裕なかったからねぇ〜。】

「うっ……その節はすみませんでした……」

JN
【ハハッ!もういいよ!
 …もう飲むのは僕の前だけにしてね?】

「うん……。

 あ………」



アパートから出てくる
ユンギくんに遭遇してしまった。




JN
【…お出かけですか?】

YG
『はぁ、まぁ……』




ユンギくんの視線が
わたしとジンくんの繋いだ手に移った瞬間、
なんとなく見られたくなくて、
手をほどこうとしたのに
ジンくんはきゅっと少し強くにぎりしめてきた。



YG
『じゃ、俺はこれで…』

JN
【あぁ、失礼します。】




まともに目も見れず、
ジンくんの後ろに隠れるようにして
2人の会話を聞いていた。
ユンギくんは、目を合わすことなく
わたしたちが通ってきた道を歩き出した。



JN
【じゃ、A、行こうか。】


「え…あ……ここでいいよ。」

JN
【ヤー!
 "彼氏"なのに家にも上げてくれないのかー!?】


「えっ…!や……」

JN
【あーAのコーヒーが飲みたいなぁ〜?】


「わ、わかったから!もう行こ!」

JN
【ヤ!ちょっと待て!】




夜の住宅街は話し声が響く。
見られたくない、聞かれたくない
気持ちを振り払うように、
そのままアパートの螺旋階段を駆け上がった。





.

23 -YG side-→←21



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (506 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1593人がお気に入り
設定タグ:BTS , シュガ , ユンギ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

oniku(プロフ) - KBさん» コメントありがとうございます🥰テスト、お疲れさまです😌やっぱりハッピーエンドが1番読んでて幸せな気分で終われますよね😆いま次作をちょっとずつ妄想中ですので、良ければまた見ていただけたらと思います😉 (2021年11月28日 23時) (レス) id: 84890a7b9a (このIDを非表示/違反報告)
KB - 完結おめでとうございます! ちょっとテストでしばらく占ツク開いてなかったので、びっくりしました(^^)素敵なハッピーエンド、ありがとうございます😆これからも頑張ってください💜 (2021年11月28日 21時) (レス) id: 5f0961fe40 (このIDを非表示/違反報告)
oniku(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます☺️ほんとですかー?!私も書き終えて満足感と寂しいのとで放心状態なんです🤣笑 素敵と言って頂けて、本当に嬉しいです🥰次作もどうぞよろしくお願いします💜 (2021年11月21日 11時) (レス) id: 84890a7b9a (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 完結おめでとうございます!毎回楽しみに読ませていただきました。終わってしまったのが寂しいですが、最後まで本当に素敵でした!!次回作も楽しみにしています。ありがとうございました。 (2021年11月21日 10時) (レス) @page50 id: 38fec710a2 (このIDを非表示/違反報告)
oniku(プロフ) - ぽみさん» コメントありがとうございます☺️わー!キュンキュンしていただけましたかー?!嬉しいです💜思いを文章に綴るのが難しくて、もう少し勉強しなくちゃなと思った次第です🥺次作、絶賛検討中ですので、またよろしければ見てやってください♡ (2021年11月20日 23時) (レス) id: 84890a7b9a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おにく | 作成日時:2021年10月30日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。