消毒 ページ4
家に帰って、早速ヒロトに回し蹴り。面白そうな顔をしているのを見て、やっぱりお兄ちゃんはＳだなーと再確認。
雑誌を見ている時も大して反応は示さないけど、楽しそうな雰囲気(？)がしてた。
ヒロトと晴矢がいなくなって、不意にお兄ちゃんに聞かれた。
風介「コイツの名前って分かるか？」
あっちは勝手に自己紹介してたけどね。
私はガン無視。あんな奴の名前なんて、知る必要無いし。
まぁ、とりあえず質問の回答を。
あ「･･･その子ね、すっごい女タラシなの」
＜名前は知らないけど＞って所が省略されてるのに会話が通じるのって、やっぱり双子だからかな。。
あ「名前は分かんないけど･･･、確か出会う女子全員に声掛けてるって言うし。私そういう人大っ嫌いなの」
少しでも気があるなんて思われたくないから、あえて大っ嫌いと忠告しておく。
風介「･･･････何もされてないよな？」
知らず知らずのうちに俯いていた顔が、自然と上がる。
真っ直ぐなお兄ちゃんの視線に捕らえられて、私は目を逸らす。
ある事はある。案の定、お兄ちゃんとしかした事が無かった事。
―――そう、キス。
撮影の合間に不意に迫られて、どうしようも出来なかった。
言っていいのかな･･････
頭の中で考える。でも、黙っておいて後からバレたら･･･
私は、決心して口を開いた。
･･･どうせ、お兄ちゃんの事だから＜何かされた＞って事くらい分かってるだろうし。
あ「･････････････キス」
一言で一気に告げる。
風介「･･･されたのか？」
聞かないで。そう言いたかったけど、口が思うように動かない。
あ「嫌だったけど･･･、撮影の時･･･、いきなりやられてっ･･････」
強引に腕を引っ張るあの力。無理やりに押し付けられる壁の冷たさと固さ。
あの恐怖が蘇り、屈辱の涙が溢れ出す。怖くて、でもどうしようも無くて。
すると、お兄ちゃんが突然唇を重ねてきた。
あの男子とは違う、無理やりでも優しい引っ張り方。
あ「んっ･･････」
長い間、お兄ちゃんは唇を離さなかった。
離してくれたのは、私の息が結構上がってからだった。
風介「･･･消毒。Aは誰にも渡さないからな？」
その一言で、私の頬は真っ赤に染まる。
ラッキーアイテム
革ベルト
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みう＠ - 面白かったよ☆更新楽しみにしてるから＾ｐ＾頑張ってne!!! by-リサのりあ友よりｗ (2013年11月18日 17時) (
レス) id: e61673fbdf (このIDを非表示/違反報告)
黒猫のミィ(プロフ) - 初めまして！リサさんの小説ものすごーくおもしろいです！あの・・・よかったら、お友達になってくれませんか？僕も小説を書いているんですが、よかったらみてください！ (2011年6月8日 18時) (レス) id: 6a7575899b (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - 更新頑張ってください！！ (2011年4月15日 11時) (レス) id: 27cec0aa0b (このIDを非表示/違反報告)
凉野瑠璃 - 早く続き読みたいっ♪楽しみにまってるよお〜☆ (2011年3月22日 21時) (レス) id: 2e60b0ce4c (このIDを非表示/違反報告)
momo - うわああああ！！ヤバい！リサさんサイコーだって☆ (2011年2月7日 20時) (レス) id: 6f60d6d64f (このIDを非表示/違反報告)
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