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彼女はまさか… ページ5

亜樹「…えっと、僕は野辺地亜樹。よろしくね。」

と、亜樹は自己紹介をした。

彩音「うん。よろしくね。あ、私のことは彩音でいいよ?」
彩音は無邪気な笑顔で社交的に言った。

亜樹「うん!じゃあ僕のことも亜樹って呼んで。」

彩音「うん、もちろん!」

転校生なのにあまり緊張してないようだ。亜樹はさっきまであった警戒心はもう消えていた。

――――――――――――

先生「―――というわけなので、ここは(X+y)(X−y)=X²−y²になって…」

数学の時間。
亜樹はついていくのに精一杯なのに彩音は熱心に先生の話を聞き、ノートをとっている。

彩音が転校してきてあっという間に一週間がたった。

そしていくつかわかったことがある。

彩音は聡明で成績優秀な上、社交的で温厚なので学校のアイドル的存在で男女問わず非常に人気。



もちろん男子からの告白される回数なんて数えきれないほど。まあ、全部フッてるらしいが。

亜樹とはどうやらかなり仲が良いらしく、休み時間などはほとんど亜樹と話している。

彩音「ねぇ、亜樹くん。国上キドウって人…知ってる?」

突然亜樹が一番会いたくない人(妖怪)の名前を出してきたので飲んでいたジュースを吹き出しそうになってた。

亜樹「…知ってる…けど、彩音ちゃんって国上と知り合いなの?」

彩音「うん。一応…」
苦笑しながら頭をかいた。照れ隠しなのか。


しかし、国上と知り合いということはもしかして彼女は―――…?

―――――――――キーンコーンカーンコーン

彩音「あ、チャイム鳴ったね。じゃあ亜樹くん、また明日ね!」
窓から茜色の夕日が見える。カーテンが揺れると同時に彩音は教室から出た。

その後ろ姿を、亜樹はじっと不思議そうに見つめていた。

彼女の正体は…?→←不思議な転校生



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月夜篦 - おわ!竜美さんも、花香澄さんも、大物さんばっか!…いやぁ、凄いですね!!…占ツクで、コメント入れまくってる、月夜篦と申します!たまに違う名前ですがw 私は河伯派です!`∀´/ (2016年7月10日 23時) (レス) id: 7d7d1df2a7 (このIDを非表示/違反報告)
亜嘉 - 花香澄さん» キドウマジイケメンです!小説でたくさん活躍してほしかったなぁ…。次の話でキドウを出したいと思います! (2014年11月13日 12時) (レス) id: 89a4f0740f (このIDを非表示/違反報告)
花香澄 - キドウかっこいいですね!土蜘蛛さんと同じく、本編でもっと出番がほしかった! (2014年11月12日 22時) (レス) id: 01cf6fe611 (このIDを非表示/違反報告)
亜嘉 - 竜美さん» 竜美さんコメントありがとうございます!あやかしの鏡のファンとして小説を書く人が増えてるのは正直とっても嬉しいです! (2014年11月2日 11時) (レス) id: 89a4f0740f (このIDを非表示/違反報告)
竜美 - 私は土蜘蛛派ですが、キドウも格好いいですよね。最近あやかしの鏡の小説を書いてくれる人達が増えて嬉しいです。 (2014年11月2日 10時) (レス) id: 868c7a2fc8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:亜嘉 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2014年11月1日 21時

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