不思議な転校生 ページ4
〜亜樹視点〜
朝の日差しが暖かい朝。
ふわぁと大きなあくびをして僕は起き上がる。
さて、じゃあ自己紹介をしようか。
僕の名前は野辺地亜樹。中学二年生で女の子みたいな名前だけどれっきとした男だ。
二年前にあやかしの鏡という妖怪の諸刃の剣のような存在の最強の武器に傷をつけてしまい、
あやかしの鏡から飛び散った言葉を野辺地家の守り神、座敷童子のチャーリーと探した。
もちろん、妖怪の四大巨頭の土蜘蛛、河伯、竜王(あと国上)に手伝ってもらった。
おかげで無事にあやかしの鏡は封印できた。まあ、みんなのおかげなんだけどね。
さて、この話は置いといて…。早く支度しないと。
――――――――――――――――
先生「えー…今日は転校生を紹介する。」
先生のその言葉に少しピクッとする亜樹。
転校生ってもしかして国上？まさかまたあやかしの鏡を狙って僕を――――…
ガラッ。
『え…可愛い！！』
え？
亜樹は転校生がキドウだと思い、ドアが開いた瞬間目を瞑ったがクラスメイトの声で目を開く。
「(あ…国上じゃなかったんだ…。よかった…)」
ホッと胸をなでおろし、改めて転校生の子を見つめる。
先生「今日から皆と一緒にこの教室で勉強する『ひめみやあやね』さんだ。」
黒板に漢字四文字がつぎつぎと書かれていく。
姫宮彩音。
結構可愛い名前だと思う。それにこの少女本人も―――…ってあれ？
なんか…人間のような人間じゃない。
なんだろ？艶やかな黒髪のロングヘアーに水色のシュシュでサイドテール。
ブレザーを着てスカートを履いてる。まあ、当たり前のことだけど(汗)
そこまではまだいい。でも瞳が―――…
僕はこの少女…姫宮彩音の瞳が一瞬水色に見えたんだ―――
気のせいだと思って目をごしごしと擦ってみてもう一度転校生の少女の瞳をじっと見る。
大きくてまるでビー玉のように綺麗で吸い込まれそうな瞳。
だけどやっぱりどう見ても水色の瞳だ。しかも黄色にもオレンジにも見える。
光の加減ってやつかな？それともカラーコンタクト？
そんなことを思っている亜樹をよそに転校生の自己紹介は始める。
彩音「姫宮彩音です。よろしくお願いします。」
短い自己紹介が終わり、周りから大きな拍手が響く。特に男子の。
先生「じゃあ姫宮の席は一番後ろの窓側…野辺地の隣な。」
え？ちょっと待て…なんでいつも転校生の席は僕の隣になるんだ？
…まあかなり美人だから悪い気はしないけど。
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月夜篦 - おわ！竜美さんも、花香澄さんも、大物さんばっか！…いやぁ、凄いですね！！…占ツクで、コメント入れまくってる、月夜篦と申します！たまに違う名前ですがw 私は河伯派です！`∀´/ (2016年7月10日 23時) (
レス) id: 7d7d1df2a7 (このIDを非表示/違反報告)
亜嘉 - 花香澄さん» キドウマジイケメンです！小説でたくさん活躍してほしかったなぁ…。次の話でキドウを出したいと思います！ (2014年11月13日 12時) (レス) id: 89a4f0740f (このIDを非表示/違反報告)
花香澄 - キドウかっこいいですね！土蜘蛛さんと同じく、本編でもっと出番がほしかった！ (2014年11月12日 22時) (レス) id: 01cf6fe611 (このIDを非表示/違反報告)
亜嘉 - 竜美さん» 竜美さんコメントありがとうございます！あやかしの鏡のファンとして小説を書く人が増えてるのは正直とっても嬉しいです！ (2014年11月2日 11時) (レス) id: 89a4f0740f (このIDを非表示/違反報告)
竜美 - 私は土蜘蛛派ですが、キドウも格好いいですよね。最近あやかしの鏡の小説を書いてくれる人達が増えて嬉しいです。 (2014年11月2日 10時) (レス) id: 868c7a2fc8 (このIDを非表示/違反報告)
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