武蔵野の森で ページ3
ザワザワ…ザワザワ…
此処は武蔵野の森。
周りには沢山の妖怪たちが集まっている。
その中でも、一人だけ人間の姿をした少年が高飛車な口調で語り始めた。
？「いいか。みんなよく聞け。最近、あやかしの鏡がこっちで似たものを見た奴がいる」
『なんだって！？あやかしの鏡を！？』
『じゃあなんで拾ってこないんだ！？』
？「うるさい！静まれ！あくまでも似たものだ！つまり今、あやかしの鏡は"こっち"にある可能性が高い。」
周りのざわめきを苛つくような声でしずめ、落ち着いた口調で話した。
そして、その近くでまた一人の人間の男の姿をした青年がいた。
？「やれやれ…あやかしの鏡を手にしたところで何をしようとしてんだが…」
青地の灰色がかかった着物に蜘蛛の巣の模様。風雅な雰囲気が印象的な青年。
その近くではまるで座布団を被ったような恰好で色白の黒髪の美女がいた。
？「ふん。あやかしの鏡を手に入れるのはわらわじゃがな。」
さっきから高飛車な口調で喋っている少年に向かってボソッと呟くように言った。
ちなみにその堂々とした恐ろしいくらいに整った顔立ちの美少年とは
名前を酒呑童子といい、人間の姿の時は名前を国上キドウという。
そのあまりにも整った顔立ちと態度、雰囲気は近寄り難いオーラをだしている。
そしてすっきりした顔立ちの青地の着物を着た青年は名前を土蜘蛛という。
人間名は井ノ尾光生。どう見ても人間だが実は妖怪である。
そしてこの二人は古き種族という妖怪でもめっぽう強いと言われる四大巨頭のうちの二人だ。
そして座布団を被ったような女の名前はゾゾ。
人にとりついてゾゾッとさせる妖怪であり、気絶させることもある恐ろしい妖怪だ。
そしてキドウが先ほどからあやかしの鏡について熱心に語っている様子を遠くから一人の少女が見つめていた。
青に近い黒髪のロングヘアーをサイドテールに、黒と水色の雪の結晶と薔薇の模様の着物ドレス
着物ドレスといってもレギンスのような物をはいてるので下駄を除いて動きやすい恰好だが。
？「…………。」
神秘的かつ魅力的な雰囲気の美少女である。
少し困惑が混じったような表情をしている。
キドウ「あやかしの鏡は必ず手に入れる！そしてあの薄汚い人間どもに復讐するんだ！」
『おおー！！』
キドウ「(そして…もちろんお前も手に入れて見せる。――彩音)」
堂々と宣言するキドウに対し一人の少女は少し苦い表情で見ていた。
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月夜篦 - おわ！竜美さんも、花香澄さんも、大物さんばっか！…いやぁ、凄いですね！！…占ツクで、コメント入れまくってる、月夜篦と申します！たまに違う名前ですがw 私は河伯派です！`∀´/ (2016年7月10日 23時) (
レス) id: 7d7d1df2a7 (このIDを非表示/違反報告)
亜嘉 - 花香澄さん» キドウマジイケメンです！小説でたくさん活躍してほしかったなぁ…。次の話でキドウを出したいと思います！ (2014年11月13日 12時) (レス) id: 89a4f0740f (このIDを非表示/違反報告)
花香澄 - キドウかっこいいですね！土蜘蛛さんと同じく、本編でもっと出番がほしかった！ (2014年11月12日 22時) (レス) id: 01cf6fe611 (このIDを非表示/違反報告)
亜嘉 - 竜美さん» 竜美さんコメントありがとうございます！あやかしの鏡のファンとして小説を書く人が増えてるのは正直とっても嬉しいです！ (2014年11月2日 11時) (レス) id: 89a4f0740f (このIDを非表示/違反報告)
竜美 - 私は土蜘蛛派ですが、キドウも格好いいですよね。最近あやかしの鏡の小説を書いてくれる人達が増えて嬉しいです。 (2014年11月2日 10時) (レス) id: 868c7a2fc8 (このIDを非表示/違反報告)
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