【d!】恋慕する【合作】 (ページ5)

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笑顔の君が好き　shp　☆ ページ5

このお昼の時間が好きや

なぜなら、昼寝にちょうどいい明るさだから、春や秋は暖かさも丁度よくてさらにいい
そしてもう一つだけ理由がある

『いただきまーす！…わあ！この卵美味しい！』

それは君が美味しそうにご飯を食べるところを見れるからや
ご飯を食べているときの君は不安などなく幸せそう
こっちまで笑顔になってしまう

二年前、君は母親を亡くし、父親に育てられている
そのため朝早い父親にはお弁当を作ってもらえない

一年ほど前までお昼がコンビニ弁当やった
その時の君はどこか悲しそうやった
いつも母親のお弁当だったのだ、寂しくなるのは当たり前やし
コンビニの弁当ではいつも同じで飽きてしまう

だから、君の笑顔が好きだった俺は君のために
お弁当を君のためだけに作ることにした

最初のころは自分が固形物を中々食べないのもあって
知らない料理名やものだらけで困ったものやった
今では当たり前だが、、、なれって怖いな

『ショッピくん！！この卵も最高だし、こっちのハンバーグも美味しいよ！！！』

昔の事を思い出しているとき、急にそう言われ少しドキッとしてしまう
何よりもあの時とは違い君がお昼に笑顔なのも嬉しいし
まあ、ここまで来てわかるだろうが彼女に好意を持っているため…な？

『ご馳走様！』

shp「お粗末様」

『毎日ありがとね！ショッピくん！いつも美味しくてニコニコしちゃうよ！』

shp「そりゃどーも」

『私ショッピくんのお弁当だーい好き！』

shp「…」

俺の作るお弁当がか、
なんか悲しいな
まさか食べ物に負けるなんて

まあ、君の笑顔が見れるならええか

いつか絶対君の毎日のご飯を作る
毎日お味噌汁を作らしてもらう
いつか君から俺の事が好きだ、と言ってもらう

なんて考えながら君と残りの昼休みを過ごすのであった