勘違いもほどほどに-弐-【鬼滅の刃】

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私達は次の任務である場所に赴くと、そこで竈門さんから告げられた「まだ指令が来てない」という一言。

私はそれに、ずっと一箇所にいるよか良いよな、と思って納得出来たが、我妻さんはどうに納得できなかったらしく「えーっ！！」と声を上げていた。




「まだ指令来てなかったのかよ！！居て良かったじゃん、しのぶさんちに！！」


「いや……治療終わったし、一箇所に固まっているより」


「あんな悲しい別れをしなくて良かっただろ！」




どんな悲しい別れだったんですか。




「いや…指令が来た時動きやすいように…あと炎柱の…」


「バカバカバカァ！！」


『ぜ、善逸さん落ち着いて。炭治郎さんが苦しそうです』




ボカボカと炭治郎さんを叩いていたかと思えば、最後には首元を掴んでしまっている善逸さんを止めようと声をかけるが、蝶屋敷への固執の強い善逸さんは止められず。

どうすりゃいいんだ、と困り果てた時に、何も知らない伊之助さんから思い切り背中を叩かれた。


場が混乱しすぎて、何が何だか分からないながらも伊之助さんの方を振り向くと、前世で何度か見た事のある汽車が目に入る。




「こいつはアレだぜ、この土地の主…この土地を統べる者。この長さ、威圧感、間違いねぇ。今は眠ってるようだが油断するな！！」


「いや汽車だよ、知らねぇのか」


「シッ！！落ち着け！！」


「いやお前が落ち着けよ」




いつの間にか炭治郎さんから手を離して会話に参加している善逸さん。落ち着けと言ってますが、先程の貴方はこれより酷かったです。言わないけど。

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