【CS】神が無いで神無とか、 (ページ20)

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兄・鬼塚九十九(つくも)
19歳。大学1年生。
神無の理解者であり、神無が唯一「本当の家族」だと思っている相手。
九十九にとっても神無は理解者であり、家族だと思える相手。
共依存などではなく、ただ互いのことを家族として愛している関係である。
神無以外の家族の考え方を「古臭い」「時代遅れ」と思っており、
少しでも早くこの家から抜け出したいと思っており、
大学も県外を志望したが受験に失敗し、現在は県内の私大に通っている。
性格は明るくフレンドリー。誰に対しても気さくに接する。
いわゆる陽キャであり、彼の周りは元気な人達で囲まれている。
ただ幼少期から叩き込まれているだけあってか、
礼儀正しさとルールやマナーをきちんと守る真面目さがある。
意外とゲーム好きであり、
他の家族にバレないようにこっそり神無と2人でゲームをしている。
自身が家族から逃げる事に失敗したからなのか、よく神無に、
「お前は失敗するなよ」「オレを反面教師にしろよ」などのことを言っている。

「神無、お帰り！今日もあいつら(親)うるさかったな。別に、オレらが何しようが、オレらの勝手だよな。わざわざ首突っ込まなくてもいいのに……神無、先風呂入ってきなよ。夕飯もうちょっと後らしいし、疲れてるだろうし」

家庭環境等
千葉県にある“和”を重んじる名家であり、かなり裕福。
家は昔ながらのお屋敷、というような外観であり、
部屋も和室が多く、縁側もある。
それなりに広い家の為、住み込みでの家政婦が数人いるのだが、
会話をする機会は殆どない。
外では隠しているが、家庭環境はお世辞にもいいとは言えない。

まず父、母、長女の3人が根っからのクズであり、
次女は既にダメ人間に両足を突っ込んだような状態である。
1番まともなのは九十九だが、神無も常識的な方である。

両親が考え方が古臭く、昭和を感じさせるような発言が多い。
子供にも自分達と同じ“和”への道を歩ませようとしている。
それに素直に従っているのが長女と次女。
それに反対して別の道を歩もうとしているのが九十九と神無。

そもそも九十九と神無は他の家族との相性は悪く、
会話をすると8割ぐらいの確率で喧嘩になる。
その為お互いを避けて生活している。
絶縁はしていないが、半分縁切りみたいな状態ではある。

九十九と神無は「いつかこの家から抜け出そう」と約束しているそうだ。