お 兄 ち ゃ ん っ 子 ア イ ド ル

O1O ページ10

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望「…………当たり前やん」



「……え？」



望「……へ？あっ！いや、あいつら、流星たちな！Aのこと、めっちゃ気に入ってるから……」



「あ、そういうこと。うーん、謝っといて！」



望「はいはい、」



一瞬、期待しちゃった。



「このあとも仕事やから、行くね」



望「おう」



今日は、社長から大事な話があるって言われてる。



「じゃあねっ」



……と、笑顔でのんちゃんと別れたのが数時間前。



「――それ………」



社長「Aは、これからどんどんテレビに出た方がいい。



キャラも固定して、売り出そう」



「それだと、ファンが減りませんか？」



社長「どうだろうな。でも、やる価値はあるんじゃないか」



「……私が……テレビに………。どんなキャラでいくんですか？」



社長「ありのままのAを見せればいい」



「ありのまま……？」



社長「ああ。好きなようにやればいいさ」



私の主演ドラマの放送も決まっていて、その番宣という形で、



初のテレビ出演をすることになった。


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