第10話：二人の距離 ページ13
ユーリside
YR｢…ハァッ、くそっ、あいつどこまで行ったんだよ｣
ヴィクトルの話を聞いてすぐに部屋を飛び出した。
俺はあいつに、言ってはいけない事を言ってしまった。
もっと早くから素直になっとけばよかった。
演技を褒められたらありがとう、って言っとけばよかった。
そしたらこんな事にはならなかったかもしれない。
無我夢中で走ってるとロビーの方まで来ていた。
YR｢どこいんだよ…｣
下唇を噛み締める。
『………グズッ』
ふとすすり声が聞こえた。
ロビーの端にある廊下側。
そこには自販機が2つ並んでいて、
その自販機の横から小さな足先が出ていた。
YR｢いたっ…！！！｣
『！！』
俺の声に顔をあげたこいつの目は泣きはらして真っ赤だった。
こうさせたのは、俺のせい。
YR｢…………｣
『…………』
……言うんだ。
俺が本当に思ってること全部。
じゃないとまた、後悔する。
YR｢……あ『ごめんね』
右膝を庇うように撫でながらそう言った。
『自分でもちゃんと理解してるつもりだった。
自分の体じゃもう滑れないことくらい
…………自分が1番分かってた』
YR｢……！！｣
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沙羅双樹 - 気にしたらいかんよ (2021年8月4日 0時) (
レス) id: 7db30957d2 (このIDを非表示/違反報告)
あゆ。 - 面白くな。後長すぎで読むき無くなる (2019年2月24日 4時) (レス) id: 781d2aa3dc (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ(プロフ) - 誕生日も身長も同じとは...笑おもしろいです！更新頑張ってください！ (2017年1月25日 0時) (レス) id: f9a6d2f1b1 (このIDを非表示/違反報告)
ひめの(プロフ) - 深紅さん» そう言ってもらえると嬉しい限りです(TT) (2016年12月6日 21時) (レス) id: f87f1eb79b (このIDを非表示/違反報告)
ひめの(プロフ) - 惡魔二郎さん» ありがとうございます!!!! (2016年12月6日 21時) (レス) id: f87f1eb79b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひめの | 作成日時：2016年10月23日 18時
