【蘭マサ♀】お似合いカップルに邪魔者が!? (ページ7)

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05　話ページ7

昼食をサッとすませ､私は走って体育館裏に向かった｡

嫌な予感しかしないけど…

来る途中､霧野先輩に声をかけられた気がするけど無視して来てしまった…
謝らないと…

体育館裏には…あの人がいた｡

01話の最後の方に名前だけ出てきた２年の片岡さりあさんだった←

さりあ「こんにちは…狩屋マサキちゃん?」

透き通るような声にちょっととまどってしまう｡

マサキ「は､はい…」

さりあ「部活以外で話すなんて久しぶりね」

にこにこしている片岡さん｡
その笑みには何かが潜んでいそうで…

すると突然笑みが消える｡
怒りに満ちた表情になった｡

そして私に近づいてくる｡

さりあ「あなた…霧野さんと付き合っているそうね?」

マサキ「えっあぁ､はい…」

何故か足が震えてしまう｡
どうして…?

さりあ「その交際､やめてくださらない?」

マサキ「…っ…!?」

片岡さんは更に私に近づき､私の頬に触れた｡

さりあ「霧野さんは皆のスターなの｡あなた一人のものじゃないのよ」

マサキ「そんなのわかって…」

さりあ「じゃあ別れてくださるのね?」

…え?

どうしてそうなるの?

おかしいよ､おかしい｡

霧野先輩が私を選んでくれた｡

霧野先輩がこの人じゃなく､私を選んだのに…

少し呆然としていてハッとしたその時｡

片岡さんは､私の左手のひらにカッターを突き刺していた…