24 母 ＊霧野目線＊ ページ25
机の上の写真たてに俺とマサキのツーショット｡
これは確か…11月に一緒に撮ったやつだ…
だけど…
俺は写真たてをたおす｡
今は見れない｡
見てはいけない…
首を左右にふって両手で頬をぺちんと叩いた｡
今は…今だけは､忘れてしまおう｡
さっさと着替えてジャージを手にして部屋を出る｡
階段を降りていくと､いいにおいがまだただよっていた｡
母さんの手料理は結構好きだからな…
ほっとするんだ…
ほっとする料理といえば､マサキの作ったオムライスもうまかったなぁ…
って…
さっき､忘れようとしたばかりなのに…
やっぱり､マサキがいないと俺はダメなのかもしれない…
席につくと既に何品かはテーブルの上に運びこまれていた｡
母さんは鼻歌で何か歌っている｡
霧野母
「ふふーんふふーん♪」
霧野
「どうしたの､母さん?いつもにまして上機嫌だな」
母さんは料理を手にこっちをむく｡
霧野母
「そうなのよ〜実はね､母さんの友達が明日会いに来るの｡
凄い仲良しなのよ!高校で一緒になって父さんと結婚して以来会ってないから楽しみなのよ」
霧野
「へぇ､よかったじゃん」
母さんはまた鼻歌を歌いだす｡
霧野母
「その友達なんだけどね…妹がいたの｡
母さんの友達はお姉さんで､一人生まれた娘を妹に託して働きにいってしまったのよ」
なぜだろうか｡
話に引きずりこまれるように…聞いてしまう内容だった｡
霧野母
「だけど､妹は妹の夫に殺されて…母さんの友達の娘は一人で孤児院まで行ったのよ…」
は…
これ…
ついさっき…数十分前に聞いた話と同じじゃないか…!!
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蘭子(プロフ) - 楽しみにしてます！ (2013年9月10日 22時) (
レス) id: c9c2604f7f (このIDを非表示/違反報告)
かぜゆう(プロフ) - 蘭子さん)ありがとうございます！頑張ります(>▽<)/ (2013年9月10日 18時) (レス) id: 6cff8bc6a1 (このIDを非表示/違反報告)
蘭子(プロフ) - 続編も頑張ってください！ (2013年9月10日 1時) (レス) id: c9c2604f7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぜゆう | 作成日時：2013年8月27日 21時
