空 白 距 離 〆． Hirano

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ガタガタっ！！






「 … んっ … ？」







パッと顔を上げると クラスメートが

リュックやスクバを持ち 教室から出て行く姿が見える。







「 、うそ 寝ちゃった…。」




うぇー 、やっちゃった…。




まぁ いいか。




挿しっぱなしだったイヤホンを耳から外し



私も帰る準備をする。








すると 机の端に 、紫色のメモが貼ってあった。




・




―――




お前 、俺の授業 寝るなんて

いい度胸してんじゃねぇか。

テストいい点とらなかったら

お仕置きだかんな。

ばかA 、覚悟しろよ。



みんなのアイドル 風磨様



―――








… うぜぇ。


お仕置きとか 意味わかんねぇ。



教育委員会に訴えてやろうか。





そんな苛々するメモを ぐしゃぐしゃにして

スクバに突っ込んで 席を立った。




・





〜♪




何だ 、このタイミングで。






苛々しながら 携帯を確認すると




【 望：なぁなぁ、どーしたん？ 】





と、ロック画面に 通知が表示される。





・





… やっば！！






携帯には 望からのメッセージが ５０以上 来ている。








急いで教室を飛び出た。



・

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