その鬼は ページ36
※場面は柱合会議に戻ります。
御「・・・どんな鬼だったんだい?」
鴉「カァーッ!髪の毛が白くて、赤い目をした鬼だった!」
煉「よもや!その鬼というのは・・・Aではないか?」
悲「そんなはずは無い。Aとあの2人は、互いに心を許す友だった」
時「・・・でも、もし仮に。今回Aが消えたのが、また鬼舞辻無惨のせいだったら?」
時透の言葉で、騒がしかった空気が静まり返った。
しばらく続いた沈黙を破ったのは、冨岡だった。
冨「・・・実は、Aが最初にいなくなった時、彼女の部屋で手紙を見つけた」
不「いきなりなんだァ。その手紙ってのは、何か関係があるのかァ?」
冨「・・・その手紙には、こんなことが書かれていた。鬼舞辻無惨に連れていかれたら、食べられずに、何かされるんじゃないか、と」
冨岡がそう言うと、伊黒が口を開いた。
伊「・・・もしかしたら、鬼舞辻無惨はAに血を飲ませ、強力になった彼女を使って、俺たちを殺そうとしているのではないか?」
伊黒に続いて、ほかの柱たちも次々に話し始めた。
時「だとしたら、前回の柱合会議で、僕達のことを覚えていないような感じだったのは・・・」
宇「鬼舞辻無惨の血が派手に濃くなって、記憶を失っちまったってことか」
煉「うむ!それなら辻褄があう!」
耀哉が人差し指を口に当てると、一斉に静かになった。柱たちの視線が、彼に注がれる。
御「・・・Aだとは信じたくないけど、その鬼を討伐しなくてはいけないね。しのぶと蜜璃のことは苦しいけど・・・みんな、頼むね」
「「「御意」」」
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桧 - マジで泣ける(´;ω;`)ウゥゥ (2021年8月7日 13時) (レス) id: f7e0d06981 (このIDを非表示/違反報告)
北極星 - ごめんなさい!2度目の感想です。私、義勇さん推しなので、もう、最後泣きました。ありがとうございます!これから続編をゆっくり読ませてもらいます! (2021年8月4日 15時) (レス) id: ce56cf178c (このIDを非表示/違反報告)
北極星 - 今まで読んだ小説の中で一番感動しました。 (2021年8月4日 15時) (レス) id: ce56cf178c (このIDを非表示/違反報告)
アルイ(プロフ) - 占ツクの小説で泣いた作品はこれが初めてです。このお話を書いてくれたことに心から感謝します(*T^T) (2020年11月1日 1時) (レス) id: 5747014bbe (このIDを非表示/違反報告)
きめつ大好き - ラスト泣きすぎて 目と鼻が真っ赤になりました 切ない、、来世も二人幸せになれますように。 (2020年10月10日 20時) (レス) id: c83c3938f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご | 作成日時:2020年2月13日 20時