再び ページ32
『気をつけて行ってきてください』
義「ああ」
翌日。
義勇さんを見送り、1人で家事をしていると、戸がトントンと叩かれた。出迎えると2人の男女がいた。
甘「Aちゃん!桜餅作りすぎちゃったから、おすそわけ!」
伊「甘露寺が作ったのだから、全て残さず食べろ。ちなみに俺は100個食べた。甘露寺が作った桜餅なら何個でも食べることが出来る。・・・」ネチネチ
この人たちは、甘露寺蜜璃と伊黒小芭内。
昨日読んだ手帳から情報を集めて、やっとのことで柱全員の名前や、交友関係を覚えた。
『ありがとう、蜜璃ちゃん!』
甘「いいえ!それとね、Aちゃんに教えたいことがあって!」
そう言って、蜜璃ちゃんは楽しそうに話し始めた。
一方私は、自分の欲を抑えるのに必死だ。女の肉は柔らくておいしいから。
甘「その人が・・・って、Aちゃん!口元が・・・」
『え?』
自分の口を触ると、唾液がたれていた。
『ごめんなさい!桜餅がおいしそうで!』
甘「そう?じゃあ、また作ってくるわね!」
伊「甘露寺、そろそろ任務だ。行くぞ」
甘「そうね!またね、Aちゃん!」
2人が出ていくと、私は玄関に座り込んでしまった。
欲を抑えるというのは、そんなに簡単ではない。
『上手く、誤魔化せたかな・・・』
そんなことを考えていると、琵琶の音がした。
その音とともに、Aは屋敷から消えた。
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桧 - マジで泣ける(´;ω;`)ウゥゥ (2021年8月7日 13時) (レス) id: f7e0d06981 (このIDを非表示/違反報告)
北極星 - ごめんなさい!2度目の感想です。私、義勇さん推しなので、もう、最後泣きました。ありがとうございます!これから続編をゆっくり読ませてもらいます! (2021年8月4日 15時) (レス) id: ce56cf178c (このIDを非表示/違反報告)
北極星 - 今まで読んだ小説の中で一番感動しました。 (2021年8月4日 15時) (レス) id: ce56cf178c (このIDを非表示/違反報告)
アルイ(プロフ) - 占ツクの小説で泣いた作品はこれが初めてです。このお話を書いてくれたことに心から感謝します(*T^T) (2020年11月1日 1時) (レス) id: 5747014bbe (このIDを非表示/違反報告)
きめつ大好き - ラスト泣きすぎて 目と鼻が真っ赤になりました 切ない、、来世も二人幸せになれますように。 (2020年10月10日 20時) (レス) id: c83c3938f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご | 作成日時:2020年2月13日 20時